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先天性一側性難聴幼児における言語発達課題に関する検討と支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K13621
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関群馬パース大学

研究代表者

岡野 由実  群馬パース大学, リハビリテーション学部, 講師 (60785393)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード一側性難聴 / 言語発達 / 発達支援 / 保護者支援
研究開始時の研究の概要

本研究は新生児期に診断を受け医療機関にて経過観察をしている一側性難聴児とその家族を対象として実施し、以下の研究1~3で構成されている。
研究1では、2歳台の言語発達評価および養育および言語環境を問う質問紙を実施し、一側性難聴が初期の言語発達に及ぼす影響を明らかにする。
研究2では、5歳児の語彙発達および発達評価を実施し、一側性難聴が幼児期後期の言語発達に及ぼす影響と、難聴以外のリスク因子を明らかにする。
研究3では、研究1で協力の得られた児について、3年間の追跡調査と研究2と同様の手法により就学前の言語発達を評価し、言語発達の特徴およびリスク因子を明らかにし、適切な介入時期と支援方法の方針を得る。

研究実績の概要

一側性難聴について、近年、新生児期に診断が可能となり、一側性難聴児とその家族に対し、新生児期から長期的な見通しを持った支援や助言の必要性が生じてきた。しかし、一側性難聴が発達に及ぼす影響については不明な点が多い。本研究では、一側性難聴が幼児期の言語発達に及ぼす影響について実態を調査し、一側性難聴児とその家族に対する支援・助言の指針を得ることを目的とする。
新生児期に一側性難聴の診断を受け医療機関にて経過観察をしている一側性難聴児とその家族を対象に、初期の言語発達(研究1)と就学前期の語彙獲得および全体発達(研究2)に関するデータを収集し、一側性難聴児の言語獲得期から就学期までの発達について縦断的に検討を行う(研究3)。得られたデータを基に、一側性難聴児とその家族に対する支援プログラムを開発する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は自験例に加え、4つの関連施設に協力を依頼しデータの収集を行った。想定した症例数よりも受診者数が少なく、継続してデータの収集が必要である。

今後の研究の推進方策

研究代表者が所属する医療機関および協力機関において、引き続きデータの集積を行う。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 一側性難聴による聞こえの障害場面の発達的変容に関する検討2022

    • 著者名/発表者名
      岡野由実, 廣田栄子
    • 雑誌名

      コミュニケーション障害学

      巻: 39 ページ: 74-83

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 一側性難聴者に対する配慮に関する調査2023

    • 著者名/発表者名
      岡野由実
    • 学会等名
      第49回日本コミュニケーション障害学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 当事者団体に登録する一側性難聴者を対象とした聞こえの障害状況に関する調査2023

    • 著者名/発表者名
      岡野由実,久保田江里,古舘佐起子,高橋優宏,岩崎聡
    • 学会等名
      第68回日本聴覚医学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 一側性難聴による障害の実態と支援 シンポジウム2『一側性感音難聴の現状―その問題点と対応―』2023

    • 著者名/発表者名
      岡野由実
    • 学会等名
      第68回日本聴覚医学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 当科小児難聴外来受診児に関する検討2023

    • 著者名/発表者名
      瀬戸由記子,岡野由実,井上彰子,井関琢哉,関本龍太郎,松島康二,和田弘太
    • 学会等名
      第18回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 軽中等度難聴児保護者の難聴に対する認識と療育態度に関する調査;重度難聴児との比較2022

    • 著者名/発表者名
      岡野由実,廣田栄子,瀬戸由記子
    • 学会等名
      第48回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 軽度難聴のある高校生2症例の英語聴取における補聴器装用効果2022

    • 著者名/発表者名
      岡野由実,角田玲子,坂崎弘幸,伏木宏彰
    • 学会等名
      第17回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 軽中等度難聴児保護者におけるストレス状態に関する調査2022

    • 著者名/発表者名
      岡野由実,廣田栄子,瀬戸由記子
    • 学会等名
      第67回日本聴覚医学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 一側性難聴者における社会的支援のニーズに関する調査2021

    • 著者名/発表者名
      岡野由実, 岩崎 聡, 高橋優宏, 古舘佐起子, 岡 晋一郎, 小山田匠吾, 久保田江里, 植草智子, 櫻井 梓
    • 学会等名
      第66回日本聴覚医学会総会・学術講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 片耳難聴Q&A2023

    • 著者名/発表者名
      岡野由実
    • 総ページ数
      118
    • 出版者
      学苑社
    • ISBN
      9784761408428
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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