• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

視線解析装置を用いた重症心身障害児の視力検査に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K13630
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09060:特別支援教育関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

鈴木 賢治  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (90433599)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード視力 / 重症心身障害児 / 視線解析装置 / 選好注視法
研究開始時の研究の概要

自発応答の乏しい重症心身障害児の視覚機能を正確に評価することは難しく、重症心身障害児の療育や教育に携わるスタッフは日常生活での視覚刺激に対する反応をもとに対象者が見えているか否かを主観的に判断している。一方、眼科では自覚検査ができない患者に対し、視覚刺激に対する眼球運動や脳波を測定し、客観的に視機能を評価している。しかし、既存の検査法では電極の装着など測定できる対象者が限定される。そこで本研究では、選好注視法の原理と視線解析装置を用いて、これまで評価が難しかった重症心身障害児の視力を客観的かつ定量的に評価することを目的としている。

研究実績の概要

本研究は既存の検査法では十分な評価が難しい、重度の肢体不自由と知的障害を併せもつ重症心身障害児の視力を客観的に評価する方法を新たに構築することを目的とする。本研究では選好注視の理論に基づく既存の検査法のひとつであるPL法を応用し、視線解析装置を用いて対象者の検査中の視線位置を測定することで、視力を客観的に評価することを検討している。
現在までに視線解析装置および視標を提示するための高解像度モニタを整備し、健常者を対象に視線解析装置の精度と正確度の検証を行った。また、視線解析装置を用いる際に他者の校正データを使用したときの精度と正確度も測定し、他者の校正データを用いることで、精度と正確度ともに低下することを検証した。さらに、既存の視力検査法と本研究で考案する方法で取得された視力を比較する実験を行い、既存の検査法に比べて本法で測定された視力がやや良好な結果を示している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度に引き続き、健常者による予備実験に時間がかかり進捗の遅れが生じている。本研究の対象が重症心身障害児であるため、視線解析装置による視線位置の測定が円滑に行えるよう、健常者によるさまざまな検証が必要であったため、その実験に想定より時間がかかっている。現在は既存の検査法との比較を行っている。

今後の研究の推進方策

次年度は健常者による測定を継続し、コントロール群として重症心身障害児との比較に用いる予定である。また、重症心身障害児での測定に着手し、本法による視力検査の実用性について検証する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 凸レンズ負荷が視力に及ぼす影響について2024

    • 著者名/発表者名
      鈴木賢治
    • 学会等名
      第80回日本弱視斜視学会総会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi