研究課題/領域番号 |
21K13730
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 秀樹 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助教 (30849097)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 反すう / 抑うつ / 新型コロナウイルス感染症 / 心理尺度 / 患者報告式アウトカム尺度 / 勤労者 / 医療・介護従事者 / COSMIN / 経験サンプリング法 / 認知行動療法 |
研究開始時の研究の概要 |
抑うつの危険因子として反すうがあり,経験サンプリング法を用いた日常生活の反すうに関する知見が複数報告されている。その一方で,経験サンプリング法の研究デザインや日常生活の反すうと抑うつに関する知見は研究間で一貫していない。そこで本研究では,日常生活の反すうが抑うつを予測する認知行動プロセスを検討することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究課題の目的は,日常生活の反すうが抑うつを予測する認知行動プロセスを検討することである。当該年度では,経験サンプリング法を用いて日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響を検証するにあたり,研究デザインのレビュー,研究計画書の検討と作成,調査委託候補先との費用等の調整を行った。加えて,日本心理学会第87回大会にて質の高い心理尺度・患者報告式アウトカム尺度の開発に関する公募シンポジウムを開催した。 また,当該年度では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が社会や人々のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしていた。そのため,第22回日本トラウマティック・ストレス学会にてCOVID-19と医療従事者のメンタルヘルスに関する企画シンポジウムを開催した。また,COVID-19関連ストレス,抑うつ症状,全般性不安の相互増強的関係に関する計3波のオンライン調査を実施した。そして,第1波調査で得られたデータをもとに,日本健康心理学会第36回大会にて心理尺度の信頼性と妥当性を検証した研究ポスター発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該年度中に日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響に関する調査を開始する予定だったが,研究デザインの決定や調査委託候補先との費用等の調整に時間を要し,調査を開始できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を延長し,日常生活の反すうとメタ認知的信念が感情状態および抑うつに及ぼす影響に関する調査を実施する予定である。経験サンプリング法を用いた調査実施期間は,その後のフォローアップ調査を含めて8週間程度であるため,研究期間を延長することで完遂できる計画である。
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