研究課題/領域番号 |
21K13756
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
|
研究機関 | 立命館大学 (2022) 関西学院大学 (2021) |
研究代表者 |
濱田 大佐 立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 助教 (70851236)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 色字共感覚 / 共感覚 / 情動反応 / 色感度 |
研究開始時の研究の概要 |
色字共感覚者は通常の物理刺激の色(物理色)だけでなく、特定文字に結びつく色(共感覚)を経験する。このことは、色字共感覚者には色を感じる神経経路が2種類あることを示す。また、色字共感覚者は非共感覚者に比べて物理色の感度が高いことが報告されている。このことは、色字共感覚者は共感覚色を知覚する経路があることで色感度の向上が実現されている可能性を示す。そこで本研究では、共感覚者の色感度の変動性と共感覚色経験が物理色知覚に与える影響を検討する。
|
研究実績の概要 |
本年度では、新たに3名の共感覚者の方の実験協力を得た。インタビュー調査を行い、今後の継続的な実験協力についての承諾を得た。しかしながら、下記の事情により本研究課題の進捗状況は予定よりも遅れており、実験を進めることができなかった。今後の研究展開について、前年度に行った共感覚色に対する情動反応の多様性について検討しつつ、本来の研究課題である共感覚者の物理色感度の変動性(研究1)と共感覚色経験の物理色知覚への影響(研究2)を検討する予定である。共感覚色に対する情動反応については当初予定になかったが、共感覚研究の新たな視点として、情動反応と知覚特性との関連性を検討する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所属先の業務にエフォートが割かれ、本研究課題を実施するためのエフォートをほぼ割り当てられない状況となった。また、研究代表者が心身の不調をきたし、通常通りに研究活動を行うことが困難になった。以上の理由から、本研究課題の進捗状況については遅れていると判断した。
|
今後の研究の推進方策 |
2023年度は所属先が変わり、本研究課題へ一定のエフォートが割り当てられる状況に好転した。 昨年度では本研究課題にエフォートが割り当てられなかった事情から、研究期間を延長することを予定している。
|