研究課題/領域番号 |
21K13923
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 広島工業大学 (2022) 広島大学 (2021) |
研究代表者 |
山本 恵 広島工業大学, 環境学部, 助教 (60751237)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 素粒子標準模型を超えた新物理 / フレーバー対称性 / フレーバー物理 |
研究開始時の研究の概要 |
LHCにおける新粒子の直接探査実験結果は、素粒子標準模型を超える理論スケールと電弱スケールに大きなギャップがあることを示しており、有効理論を用いた研究が重要性を帯びてきているが、そこには膨大なフリーパラメータが含まれており、現象論解析が困難なため、解析の道筋を立てるのにパラメータを系統的にコントロールする指標が必要となる。 本研究ではその指標として、湯川の構造の背後にある理論として成功をおさめ、新物理の抑制機構としても有力な候補であるフレーバー対称性に注目し、フレーバー対称性を課した有効理論を構築し現象論解析の道筋をたてる。
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研究実績の概要 |
LHCにおける新粒子の直接探査実験で未だ新粒子の兆候は見えておらず、有効理論を用いた研究が重要性を帯びてきている。有効理論を用いた現象論解析において、膨大なフリーパラメータをコントロールするのにフレーバー対称性は有用である。フレーバー対称性は、湯川の構造の背後にある理論として成功をおさめ、新物理の抑制機構としても有力な候補である。本研究の目的は、さまざまなフレーバー対称性を課した有効理論を構築し、現象論解析の道筋をたてることである。 本年度は、昨年度から引き続き、フレーバー対称性としてモジュラー対称性と離散対称性に注目し、その現象論解析を精査することに取り組んだ。昨年度は、ニュー トリノセクターで試されている離散対称性 A4 に注目し、モジュラー対称性の元でSMEFTオペレーター同士でどのような関係がつくかを調べ、有効な素粒子標準模型有効場の理論(SMEFT)のオペレーターを明らかにした。本年度は、昨年度導いた枠組みを用いて、レプトンフレーバー現象への影響がどのように現れるか精査した。ミューオン異常磁気モーメントはアノマリーがあることが知られているが、ミューオン異常磁気モーメントのアノマリーを再現しつつ、レプトンフレーバーを破る崩壊過程の制限を逃れながら、モジュラー離散対称性において他のレプトンフレーバー現象へどの程度の予言が与えられるかを明らかにした。また、イマジナリーパートへの影響も調べ、電気双極子モーメントとの相関も議論した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現象論解析の精査に取り組んでおり、おおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今後も共同研究者と議論を定期的に続け、研究の推進をはかりたい。また、研究会へ参加し成果発表し、他の研究者とも議論・討議することで、今後の研究の展開を広げていきたい。
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