研究課題/領域番号 |
21K14187
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
湯野 剛史 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (10756232)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 自動車 / 自動運転 / 最適制御 / モデル予測制御 / 省エネルギー / 燃費 |
研究開始時の研究の概要 |
自動車の省燃費自動運転の実現のために,モデル予測制御による手法が近年活発に研究されている.モデル予測制御は一定時間未来までの運転操作を時々刻々と最適化する手法であるが,従来研究では最適性の評価指標に問題があり本質的な省燃費運転を実現できていなかった.そこで本研究では,その評価指標の問題点の解決を図り,モデル予測制御による「真なる省燃費自動運転」を実現する.また,得られた知見の展開・応用を行う.
|
研究成果の概要 |
交通事故や環境負荷の低減などを目的として,自動車の省燃費自動運転の実現が強く望まれている.とくにモデル予測制御による省燃費自動運転制御が注目されているが,その実現のためにはモデル予測制御問題の定式化をどのように行うべきかを明らかにする必要がある.本研究ではそのための理論的基盤の形成および展開と応用を目的として研究を行った.その結果,評価関数と評価区間の設定に関する重要な知見が得られた.さらに,複雑な数理モデルへの展開や実問題への応用に関する一つの基盤も得られた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年注目を集めているモデル予測制御による省燃費自動運転制御に関して,その評価関数と評価区間の設定に関する重要な知見が得られた.これにより自動運転における燃費性能の向上が見込まれ,自動車の運転コストや環境負荷の低減につながる.また,本研究の問題意識は省燃費運転の本質に迫る極めて重要なものであるにも関わらず,これまで曖昧にされたまま研究が行われてきた.本研究で得られた知見は,省燃費運転制御の分野における基盤を成すものであると考えられる.
|