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道路構造・交通運用条件を考慮した計画段階における旅行速度性能評価手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K14263
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分22050:土木計画学および交通工学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

柿元 祐史  名古屋大学, 環境学研究科, 助教 (30812937)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2021年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード道路構造 / 交通運用 / 交通量変動 / 日交通量-速度関係 / モデル化 / 旅行速度 / 計画段階
研究開始時の研究の概要

我が国において,道路の計画段階における旅行速度をはじめとした交通性能の評価が十分に行われていない.本研究では,道路構造・交通運用条件を考慮した旅行速度推定手法を開発し,それを用いた計画段階における旅行速度に基づく交通性能の評価手法の提案を行う.具体には,計画段階で主に用いる日交通量-速度関係を交通性能評価で用いる時間交通量-速度関係から導く方法を開発し,開発した手法で求めた日交通量-速度関係を用いて道路の計画段階に旅行速度に基づく交通性能評価を組み込む手法を検討するものである.

研究実績の概要

道路事業評価は、種級区分や車線数などに応じて一律に決まる日単位の交通量-速度関係(Q-V)を用いて費用便益分析を行っている。しかし、既往のQ-Vでは実際の道路交通条件を十分正確に反映できないことや、地域の交通量の変動を十分に考慮できてないことなど、その設定方法に根本的な課題が残されている。本研究では、道路構造・交通運用を考慮した時間交通量-速度関係(q-v)と交通量変動指標を用いて、Q-Vのモデル化を行った。実観測データの交通量変動とq-vから各時間帯の時間平均旅行速度を算出し、重み付き調和平均をとることにより、ある日交通量時の日平均旅行速度を算出し、Q-Vを設定した。
このQ-Vは、ピーク率と昼夜率の値によってその形状を説明でき、構築したモデルにより実際の道路・交通条件を考慮したQ-Vの推定が可能となった。
このQ-Vにより、本研究の目的に記載した「道路構造・交通運用条件を考慮した計画段階の旅行速度性能評価手法」のための計画段階の旅行速度が推定できるようになる。性能を評価するための目標値となる旅行速度を上位計画(新広域道路交通ビジョンなど)を踏まえて、設定することで計画段階の旅行速度の性能評価が可能となる。

報告書

(1件)
  • 2021 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 道路構造・交通運用と交通量変動を考慮した日交通量-速度関係のモデル化2022

    • 著者名/発表者名
      柿元 祐史、中村 英樹
    • 雑誌名

      交通工学論文集

      巻: 8 号: 2 ページ: A_62-A_72

    • DOI

      10.14954/jste.8.2_A_62

    • NAID

      130008161418

    • ISSN
      2187-2929
    • 年月日
      2022-02-01
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2022-12-28  

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