研究課題/領域番号 |
21K14369
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
山下 遥 上智大学, 理工学部, 准教授 (90754797)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マーケティングモデル / 社会システム / 機械学習 / データ分析 / 実験計画法 / 埋め込みモデル / マーケティングシステム / クーポン配布 / ベイズ最適化 / GA2M / 主要点分析法 / 潜在クラスモデル / マーケティング / Doc2Vec / 深層学習 / 最適化 / 欠損値保管 / ビジネスアナリティクス / ビッグデータ分析 |
研究開始時の研究の概要 |
企業が所有する顧客からのフィードバックデータは,全ての顧客に対して与えられないことが多いため,十分に活用することができず,企業の成長の機会を逃していると考えられる.本研究では,企業と顧客が商品やサービスを介して互いにフィードバックし合い成長し合う有機的なマーケティングシステムの構築を目指す.そのために,フィードバックデータに対して,購買行動履歴データと同様に扱うためにデータを補完するための埋め込みモデル,時間の経過を考慮した購買履歴データの埋め込みモデルに基づく製品の品質向上モデル,複数のドメインのデータを活用するための埋め込みモデルに基づく新製品開発モデルを開発する.
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研究成果の概要 |
本研究は1年目2年目で新たな埋め込みモデルを構築し,その妥当性について考察した.さらに最終年度は有機的マーケティングシステムを実現するために2年目までに構築してきた成果を実際のマーケティングの場で適用し、実験を行った.また,企業との調整がつかず、実験が難しいと判断されたモデルについては、簡易的な問題設定を用意し,そのもとで実験を行い適用例を示した.また,実験しやすい問題設定のもとでの実験を行った.前年度までの研究成果から得られたアイディアを更に高度化し.いくつかの新しい研究を立ち上げた.当初の予定を完璧に達成することは難しかったものの.これにより.当該研究の実社会への有効性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、有機的マーケティングシステムのモデルを構築し、そこから実務的に役だつようなシステムの構築を目指した。いくつかの新しい埋め込みモデルの構築は達成したが、実社会におけるシステムの構築は、完全には達成できなかった。ただし部分的な実証実験や適用分野を変えた場合の有効性は示すことができた。さらに本研究から様々な数理モデルを構築することができ,今後の研究にもつながったため、学術的にも社会的にも貢献することができたと考えている.
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