研究課題/領域番号 |
21K14430
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西本 昌史 東北大学, 工学研究科, 助教 (20880967)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | Al-Zn合金 / 腐食防食 / 耐食性 / 犠牲防食 / めっき鋼板 / Zn-Al合金 |
研究開始時の研究の概要 |
社会資本の維持管理に要する莫大なコストを削減し、持続可能な社会システムの構築に貢献するため、省資源かつ長寿命な新規Zn-Al系合金めっきを開発する。Zn-Al系めっき鋼板のめっき層であるZn-Al合金には、めっき鋼板の耐用年数向上のため、①高い耐食性(腐食しにくい)と②下地の鋼に対する犠牲防食作用(鋼に比べて腐食しやすい)という、相反する特性が要求される。本研究では、Zn-Alめっきの複相組織の防食機能を制御することで、めっき鋼板の省資源化と耐久性の向上を目指す。
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研究成果の概要 |
Alリッチ相とZnリッチ相がナノスケールで分散した複相組織を有するAl-Zn合金を作製することに成功した。作製したAl-Zn合金の希釈人工海水中における溶解挙動を解析した結果、溶融Al-Znめっき鋼板のめっき層の溶解挙動とは異なることを見出した。金属組織の制御により、Al-Zn合金の溶解挙動を制御することが可能であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会資本の維持管理に要する莫大なコストを削減し、持続可能な社会システムの構築に貢献するため、省資源かつ長寿命な新規Zn-Al系合金めっきを開発することが求められている。めっき鋼板のめっき層であるZn-Al合金には、めっき鋼板の耐用年数向上のため、①高い耐食性(腐食しにくい)と②下地の鋼に対する犠牲防食作用(鋼に比べて腐食しやすい)という、相反する特性が要求される。本研究では、Zn-Alめっきの複相組織の制御による防食機能向上の可能性を見出すことができた点で意義深い。
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