研究課題/領域番号 |
21K14601
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
重光 孟 大阪大学, 大学院工学研究科, 講師 (00791815)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 円偏光発光 / シクロデキストリン / 超分子化学 / エキシマー / ピレン / 分子センシング / 超分子 / バイオセンシング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、環状分子や超分子を利用して『空間的に制限されたエキシマー』を生み出す独自の戦略によって、優れたCPL分子を創出する。環状分子や超分子を利用してピレンなどの発光団を複数修飾することで、立体的に混み合った状況を生み出し、優れたg値を有する示す傾向にある空間的に制限されたエキシマーを創り出し、CPL有機分子が抱えている課題の解決を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、環状分子(シクロデキストリン(CyD))を利用した『空間的に制限されたエキシマー』を生み出す独自の戦略によって、優れたCPL分子を創出することに成功した。CyD環上にピレンなどの発光団を複数修飾することで、立体的に混み合った状況を生み出し、空間的に制限されたエキシマーを創り出し、優れた異方性を示すCPLを達成した。さらに、本研究で創出するCPL分子は内部空間を生体分子認識の場として利用することができ、生体分子のCPLセンシングを世界に先駆けて達成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果によって、新たに高輝度CPL分子が創出されるものと期待される。これらは、ディスプレイ、通信、情報処理等の様々な技術への応用が期待される。また、本研究で開発した分子は、ゲスト分子を内包することでCPL特性を大きく変化させることを明らかにした。これらの成果は、CPLバイオセンシングへの応用可能性を明確に示している。
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