研究課題
若手研究
酸性土壌は世界の総土地面積の30%を占めており、そこでは鉄過剰害が農業上の深刻な問題です。酸性土壌でイネの生産性を高めるためには、鉄過剰耐性機構の分子メカニズムを解明し、鉄過剰耐性を持つ品種を作出することが有効です。そのために次の研究を実施します。(研究1) イネの鉄過剰処理による遺伝子発現、タンパク組成、元素含有量の網羅的解析(研究2) 鉄過剰で発現誘導される遺伝子の機能解析(研究3) 鉄過剰耐性イネからのQTL-seqを利用した耐性遺伝子の探索(研究4) 分子育種による鉄過剰耐性イネの作出研究成果は、鉄過剰耐性イネの作出による酸性土壌での生産性向上につながり、食料増産に貢献します。