研究課題/領域番号 |
21K14845
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
山崎 諒 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究部門, 研究員 (30739660)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ダイズ / 青立ち / 温暖化 / 気温 / 老化 / 地球温暖化 |
研究開始時の研究の概要 |
地球温暖化によりダイズの青立ちが増加傾向にあると指摘されている。本研究では、ダイズが秋から冬(登熟後半)にかけての気温低下を感知し、茎葉の老化を促進させる性質(一回結実性老化の低温誘導性)を有し、この性質が温暖化により十分に発揮されないことが青立ち増加の一因であるとの仮説を立てた。この仮説を確証するために、複数のダイズ系統を供試し、登熟後半に高温を維持する処理を行い、処理による青立ち促進の系統間差や遺伝子発現を比較することで、一回結実性老化の低温誘導性が、ダイズ一般に広く認められる現象であるか、どの程度の系統間差があるか、気温に対する遺伝子発現の反応で説明可能か、を明らかにする。
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研究実績の概要 |
2021年度と2022年度において、ダイズコアコレクションから複数品種を供試し、青立ちの気温反応性が高い品種と、低い品種をそれぞれ4品種ずつ見出した。今年度はこれら計8品種に対し、反復数を2から6に増やして、前年度までと同一の実験系で青立ちの気温反応性の再現性を検証した。その結果、今年度も前年度までと同様の結果が得られ、品種の気温反応性の再現性を確証できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初予定を変更し、青立ちの気温反応性について品種を絞って反復数を増やし、再現性を確認できたが、それにより遺伝子発現解析の実施を年度中に完了できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度予定していた青立ちの気温反応性についての遺伝子発現解析を研究期間を延長して2024度中に実施する。
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