研究課題/領域番号 |
21K14870
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
新保 奈穂美 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 講師 (40778354)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 社会福祉 / コミュニティガーデン / 空き地 / 農地 / 生産緑地 / 低所得者 / マイノリティ / 都市の農 / 地理的条件 / 都市型農園 / 社会的弱者 / 都市計画 / 緑地配置 / グリーンインフラ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は女性,子ども,高齢者,障害者など社会的弱者となりやすい人々が利用する社会福祉施設からアクセスしやすいコミュニティガーデン(CG)の立地条件や設立適地分布を解明するものである。CG設立可能性のある現状土地利用としては低未利用地や農地を想定し,これらの土地利用の分布傾向が異なる都市部と郊外部に分け分析する。まずi) 各種社会福祉施設へのアンケートで,施設から通える距離や望ましい活動内容が行える空間的特徴を把握する。次にii) 対象地内の低未利用地・農地の分布を航空写真より判読する。そしてi)とii)を合わせてiii) 各種社会福祉施設の立地を踏まえたCG設立適地の分布特性を解明する。
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研究実績の概要 |
COVID-19パンデミックの影響により延期していた社会福祉施設へのニーズ調査アンケートの準備として、仮説および質問事項の検討のため、先進事例調査を行った。具体的には、社会福祉協議会が空き地や農地を用いて定年退職者向けのコミュニティガーデンを設立・運営している「豊中あぐり」(大阪府豊中市)、近年成立した生産緑地貸借制度を用いて開設され、児童支援施設と連携している「わくわく都民農園」(東京都小金井市)、農地を用いて多文化共生を促す「ワールドスマイルガーデン一ツ木」(愛知県刈谷市)、および、農地を用いて障がい者雇用および生活の場の提供に取り組む「ごきげんファーム」(茨城県つくば市)で、どのようなニーズや空間構成が見られるのかを把握した。ほか、兵庫県神戸市で都市戦略「食都神戸」のもと増える空き地活用型農園の調査も行い、どのような土地が使われうるのかを整理した。 また、参考事例として米国のシアトル市、バークレー市、サンフランシスコ市で、低所得者や民族的マイノリティを優先的に使用される、あるいは、フードバンクへの寄付を通じてそうした人々を支援する空き地活用型のコミュニティガーデンについて利用や運営方法の調査を行った。また、森ビル株式会社など民間企業との連携可能性についても、企業スタッフとともに検討した。 多様なニーズにもとづく事例が急速に増えているため、上記のようなフィールドワークを中心的に進めた。初年度予定のアンケートは令和5年度初めにただちに検討して実施し、また利用可能性のある空き地や農地の抽出(航空写真判読)も同時期に実施する。 上記のような状況のため、本年度も成果は未発表である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19パンデミックおよび研究代表者の所属異動による令和3年度の作業遅延が影響し、1年半程度予定の作業が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
想定よりもCOVID-19パンデミックの影響が長引いたが、各作業の実施タイミングが遅れてもある程度研究期間内に達成できる見込みである。しかし、成果をまとめた論文の査読に要する期間を考えると、研究期間の延長の必要性が見込まれる。内容については基本的に変更しない。
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