研究課題/領域番号 |
21K14932
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
上西 良廣 九州大学, 農学研究院, 助教 (60783248)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 嗜好性 / 購買行動 / 機器測定 / 支払意思額 / 消費者評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではまず、消費者への定量・定性調査をもとに、対象農産物の評価(支払意思額等)を、提示された商品情報(品種、栽培方法等)への反応や消費者の経済的・非経済的属性だけでなく、対象農産物の嗜好性評価も組み込んで把握する購買行動モデルを構築する。さらに、機器測定値や個人の味覚意識(味の好み・感度)と嗜好性評価との関係を明らかにし、これらを嗜好性評価の代替指標とした購買行動モデルを構築する。本研究によって、嗜好性調査の弱点を克服した上で、農産物や加工品に対するより客観的かつ実践的な消費者評価の方法が提案できる。
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研究実績の概要 |
本研究は、消費者への定量・定性調査をもとに、対象農産物の評価を、提示された商品情報への反応や消費者の経済的・非経済的属性だけでなく、対象農産物の嗜好性評価も組み込んで把握する購買行動モデルを構築することを目的としている。さらに、機器測定値や個人の味覚意識と嗜好性評価との関係を明らかにし、これらを嗜好性評価の代替指標とした購買行動モデルを構築することを目的とする。 三年目となる2023年度は、サツマイモ産地における各品種の普及状況および普及方策、農業者に対する支援事業、認証制度に関するヒアリング調査を行政機関に実施した。また、サツマイモを栽培・販売している農業法人を対象として、品種ごとの作付状況および販売戦略、地域の農業者とのネットワーク構築などに関するヒアリング調査を実施した。これらの調査から得られた結果をふまえて、一般消費者を対象とした嗜好型官能評価に関する調査を設計した。調査はサツマイモ産地における一般消費者を対象として実施した。具体的には、味が異なる焼き芋を三品種準備して嗜好型官能評価を実施した。その際、各焼き芋の糖度に関する機器測定データと味覚(甘味)に関するデータも収集した。収集データについて、基礎的な集計を完了し、嗜好性および購買意向に関する基本的な特徴を把握した。また、機器測定値と味覚、嗜好性評価、購買意向を組み込んだ購買モデルを構築し、このモデルに沿った分析作業に着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度に一般消費者を対象とした嗜好型官能評価に関する調査を設計および実施した。データの基礎的な集計が完了し、分析作業にとりかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度はサツマイモ産地の消費者を対象として調査を実施したため、2024年度は都市部在住の消費者を対象とした同様の嗜好性調査の実施を計画している。 仮説として構築した購買モデルに沿った分析作業を進め、サツマイモ産地と都市部在住の消費者の結果を比較し、消費者の購買行動の特徴を明らかにする。
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