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十二指腸形成を起点とする腸管のポジショニング決定メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K14985
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

尾之内 佐和  岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (10808330)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード十二指腸 / ポジショニング / マウス
研究開始時の研究の概要

十二指腸と結腸は腹腔内の決まった位置に収まり、その位置関係は種を超えて共通する。しかしながら、腸管ポジショニング決定の発生学的メカニズムに着目する研究はほとんどない。申請者はこれまでの十二指腸形態形成研究から、発生期の十二指腸形成が起点となり、腸管ポジショニングを決定するのではないかと考えた。そこで、本研究では、 腸管回転異常マウス(B6;129-Pitx2<tm1Hmd>)と正常マウスの十二指腸形態および遺伝子発現を比較解析し、十二指腸形成と腸管ポジショニングにおける形態学的・分子生物学的知見を明らかにする。また、その遺伝的背景を腸管奇形の発生率が高いホルスタイン種のウシで検証する。

研究実績の概要

十二指腸と結腸は腹腔内の決まった位置に収まり、U字型の十二指腸と逆U字型の結腸のかみ合いに見られる位置関係は種を超えて共通する。しかしながら、腸管ポジショニング決定の発生学的メカニズムに着目する研究はほとんどない。定説では、発生期の一時的に腹腔外へ突出した腸管の腹腔への復帰の時に腸管のポジショニングが起こるとされている。しかし、申請者はこれまでの十二指腸形態形成研究において、十二指腸と結腸は腹腔外へ突出しないこと、腸管の腹腔への 復帰以前に十二指腸が結腸とかみ合うことを観察しており、この定説に疑問を抱いた。申請者はこれまでの十二指腸形態形成研究から、発生期の十二指腸形成が起点となり、腸管ポジショニングを決定するのではないかと考えた。
そこで、本研究では、腸管回転異常マウス(B6;129-Pitx2<tm1Hmd>)と正常マウスの十二指腸形態および遺伝子発現を比較解析し、十二指腸形成と腸管ポジショニングにおける形態学的・分子生物学的知見を明らかにする。また、その遺伝的背景を腸管奇形の発生率が高いホルスタイン種のウシで検証する。これら一連の研究により、十二指腸形成と腸管のポジショニングの関係を明らかにすることを目的とする。
2023年度は正常マウスの十二指腸における屈曲形成前後の遺伝子発現解析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

遺伝子発現解析に十分なサンプル数の確保に時間を要した。

今後の研究の推進方策

2024年度は網羅的遺伝子発現解析をもとに、候補遺伝子について摘出腸管の器官培養を用いて検証する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Morphological features of the mouse duodenocolic fold in foetus and adult.2022

    • 著者名/発表者名
      Onouchi S, Yasuda H, Saito S, Atoji Y.
    • 雑誌名

      Journal of Anatomy

      巻: 240 号: 3 ページ: 516-527

    • DOI

      10.1111/joa.13563

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Morphological features of the mouse duodenocolic fold in embryonic days 18.5 and adult.2022

    • 著者名/発表者名
      Sawa Onouchi, Souichiro Saito, Yasuro Atoji.
    • 学会等名
      The 8th International Conference of Asian Association of Veterinary Anatomists.
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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