研究課題/領域番号 |
21K14995
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42020:獣医学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 |
研究代表者 |
浅倉 真吾 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 農業研究本部 畜産試験場, 主査 (20835805)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 鳥インフルエンザ / 野鳥 / 疫学 / 生態ニッチモデリング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、高病原性鳥インフルエンザの侵入予測モデルを構築し、疫学的根拠に基づくサーベイランス体制の構築を目的とする。計画・方法は、①疾病発生と野鳥飛来パターンに関わる環境要因のデータベースの作成、②野鳥サンプルのHA遺伝子解析および鳥類種特定による詳細なウイルス分布状況の把握とデータへの統合、③生態ニッチモデリングを用いたウイルス侵入予測モデルの構築、である。本研究により、サーベイランスの効率化と高病原性鳥インフルエンザの防疫対策に資する情報提供を可能にする。
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研究実績の概要 |
高病原性鳥インフルエンザ侵入予測リスクマップ作成のための生態ニッチモデリングによるモデルの構築に用いる、発生地点・日時、土地利用、標高、都市地域、水域、降水量、気温、渡り鳥分布のデータ収集および更新を行った。そのうえで試作モデルを構築し、それによるウイルス侵入予測リスクマップを作成し、プログラムが正常に動くことを確認した。一方、解析のためのデータフォーマットの統一が一部滞っており、必要なデータの一部がモデルに含まれていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
解析に用いるデータの一部がモデル構築に用いるには不適切でフォーマットの統一ができず、代替データの検討が必要であることが判明した。その点も含めてデータフォーマットの統一が一部滞っており、上述のとおり必要なデータの一部が未活用で不十分なモデルである。また解像度調整の際のリサンプリング法の妥当性の確認、空間的自己相関の統制と関連する要因の抽出、予測精度の確認が不十分または実施できていない。
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今後の研究の推進方策 |
ウイルス侵入予測モデル構築に用いることができなかったデータの代替データを検討し、フォーマットを統一した上で十分なデータを用いたモデルを構築する。リサンプリング法の妥当性の確認、空間的自己相関の統制と関連する要因の抽出を行い、予測モデルとテストデータを用いて予測精度を検証する。
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