研究課題/領域番号 |
21K15014
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田中 大貴 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任研究員 (90880104)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | クロマチン / ヌクレオソーム / 転写因子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、パイオニア転写因子FoxA1による標的ヌクレオソーム認識機構の解析を行う。FoxA1はヌクレオソーム上にある標的塩基配列に結合できるパイオニア転写因子であり、肝細胞への分化に重要な因子であるにもかかわらず、どのように標的ヌクレオソームを認識するのかは依然不明である。本研究では、再構成ヌクレオソームを用いた生化学的・構造生物学的解析を行うことで、FoxA1による標的ヌクレオソーム認識機構を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、肝細胞への分化において重要なパイオニア転写因子であるFoxA1に着目し、FoxA1による標的ヌクレオソーム認識機構の解明を目的としている。申請者は、試験管内で再構成した標的ヌクレオソームとリコンビナントタンパク質として精製したFoxA1を用いて、FoxA1-ヌクレオソーム複合体を調製する系を確立した。続いてクライオ電子顕微鏡解析のための条件検討を行い、単粒子解析に適した条件を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パイオニア転写因子がどのようにヌクレオソームに作用するかを明らかにすることは、細胞の分化や初期化の分子メカニズムを理解する上で重要な意味がある。本研究で、クライオ電子顕微鏡構造解析に向けてFoxA1-ヌクレオソーム複合体の大量調製系を確立した。この系は、他のパイオニア転写因子とヌクレオソームの複合体を調製する上でも有効な手段となる。
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