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遺伝子部位特異的なプロテオミクスによる急性骨髄性白血病細胞のクロマチン動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K15016
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関京都大学

研究代表者

西淵 剛平  京都大学, 医生物学研究所, 助教 (50846508)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードエピジェネティクス / 急性骨髄性白血病 / ゲノム部位特異的プロテオミクス / クロマチン
研究開始時の研究の概要

急性骨髄性白血病 (AML) は進行が早く、適切な処置を行わない場合重篤な状態をもたらす。さらにMLL遺伝子内で転座が起こり、融合遺伝子を作るケースでは予後が悪いことが知られている。我々の研究室では遺伝学的なスクリーニングによって、MLL再構成型のAML細胞の増殖に必須である因子を数多く同定しているが、本研究では、従来の遺伝学的な解析手法ではなく、プロテオミクスを用いた技術により、それら同定した増殖必須因子が白血病細胞の増殖維持にどのように関わっているのか、その分子メカニズムを明らかにすることを目的として研究を行い、 新たな治療標的を選定するための足がかりとすることを目指す。

研究成果の概要

急性骨髄性白血病細胞の中でもMLL遺伝子座の転座によって引き起こされるものは予後が悪く、治療標的の探索が急務である。先行研究により、ヒストンアセチル化酵素であるKAT7は、このようなMLL再構成型の白血病細胞株で増殖必須遺伝子であることが明らかにされた。KAT7はMLL融合タンパク質のターゲット遺伝子の発現制御に寄与することがわかっているが、その具体的な分子機構については未だ不明な点が多い。 本研究では、KAT7が寄与するMLL融合タンパク質の遺伝子制御機構を明らかにするために、近位標識技術を用いたプロテオミクス手法を導入することを試みた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近位標識技術は近年開発された比較的新しい技術であるが、その応用範囲は広く、有用な実験ツールである。しかしながら、対象とする細胞種、因子または領域によっては、既存の手法ではうまくいかず、改良の必要がある。本研究により、これらの問題を解決するための様々な改良を模索することができ、今後の近位標識技術を利用するための研究基盤を構築することができた。本研究課題の期間内に論文として報告することはできなかったが、将来的に急性骨髄性白血病の重要な制御因子を同定し、治療標的となるような因子の解明に努めたい。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 近位標識技術を利用した急性骨髄性白血病細胞のクロマチン動態解析2023

    • 著者名/発表者名
      西淵 剛平、遊佐 宏介
    • 学会等名
      第96回日本生化学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 近位標識技術を利用した急性骨髄性白血病細胞におけるMLL融合遺伝子の動態解析2023

    • 著者名/発表者名
      西淵 剛平、遊佐 宏介
    • 学会等名
      第46回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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