研究課題/領域番号 |
21K15172
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45050:自然人類学関連
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研究機関 | 和光大学 (2023) 琉球大学 (2022) 東京大学 (2021) |
研究代表者 |
西川 真理 和光大学, 経済経営学部, 講師 (50771680)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 色覚 / 色覚多型 / 二色型色覚 / 霊長類 / 捕食者 / 広鼻猿類 / 隠蔽色 / 顕在色 / 三色型色覚 / ヘビ / 平衡選択 |
研究開始時の研究の概要 |
霊長類にみられる同一種内での色覚多型現象の至近要因が解明されつつある一方で、自然環境下での2色型色覚や3色型色覚の適応的意義については結論が出ていない。そこで本研究は、同一種内に色覚多型のある広鼻猿類を対象として、個体の適応度に直接的な影響を及ぼす脅威(ヘビ)を検出する状況に着目する。行動実験により、異なる色彩のヘビの発見効率と色覚型の関連を調べ、同一種内で色覚多型が維持されるメカニズムの解明に取り組む。具体的には、次の2つの予測を検証する。 予測1:隠蔽的な色彩の体色をもつ捕食者であるヘビの検出には2色型色覚が優位になる 予測2:顕在的な色彩の体色をもつ危険なヘビの検出には3色型色覚が優位になる
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研究実績の概要 |
霊長類にみられる同一種内での色覚多型現象の至近要因が解明されつつある一方で、自然環境下での2色型色覚や3色型色覚の適応的意義については結論が出ていない。そこで本研究は、同一種内に色覚多型のある広鼻猿類を対象として、個体の適応度に直接的な影響を及ぼす脅威(ヘビ)を検出する状況に着目する。今年度は、行動実験を実施する予定であるボリビアリスザルの飼育施設Aにおいて、個体識別および飼育環境についての予備調査をおこなった。また、行動実験に用いるヘビを模した提示モデルの作成をおこなない、来年度の本実験に向けた準備を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
行動実験をおこなう予定であった霊長類の飼育施設Aにおいて、2023年5月まで新型コロナウィルス感染対策のため外部研究者の受け入れに制限がかかっていたため、行動実験の実施に遅れが生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行にともない、行動実験をおこなう飼育施設Aにおいて外部研究者の受け入れが可能となった。次年度は行動実験を実施し、その成果を国内学会にて発表する予定である。
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