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高酸化状態天然物中の酸化状態低減による低環境負荷型の新規医薬様構造創生法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K15224
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

松本 拓也  金沢大学, 薬学系, 助教 (40800214)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード触媒反応 / 脱酸素化反応 / バイオマス / 均一系触媒 / 糖類 / 有機ヨウ素化合物 / 脱酸素反応 / 有機遷移金属化学
研究開始時の研究の概要

既存の医薬品は、石油(炭化水素)を原料として段階的にヘテロ原子数と総分子量を上げる方向で合成されることが基本である。しかしながら、近年の医薬標的分子の高難度化により必要とされる分子が巨大かつ複雑になり、医薬品開発コストおよび大量製造時の環境負荷の増大が課題となっている。これら二つの課題の解決法として“天然物中ヘテロ原子数を低環境負荷にて低減させることによる医薬品合成戦略”コンセプトを立証する。

研究成果の概要

高酸化状態天然物中の酸化状態を低減させる反応の開発を目指した。その際に、環境負荷の増加に繋がる還元剤の外部添加をすることなく、分子内の低酸化状態官能基の還元力を活かした自己酸化・還元反応により、実現することを目的とした。本コンセプトの立証として、糖類を用いた触媒的脱酸素化反応に成功した。また、フェニルプロパノイド類への応用を志向した芳香族置換不飽和炭化水素化合物類の変換反応の開発をしていく中で、研究開始当初は予期しなかった未知の有機超原子価ヨウ素化合物を発見することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

天然物は再生可能である上に、多様な生理活性を持っています。しかしながら、天然物そのものを医薬品として用いるには物性的な課題があることが多く、医薬品の多くは石油原料から合成されています。本研究では、天然物を改変し新規の医薬品候補化合物へと導くことを目的とした有機合成化学的手法の開発を行いました。具体的には、糖類の新規脱酸素法の開発に成功しました。本成果は、医薬品分野に限らず再生可能燃料・化成品などへの応用が期待されます。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ヒドロキシメチルフルフラール誘導体を2-メチルフランへと触媒的に変換する方法の開発検討求引性置換基を有するエチレンユニットの開発2023

    • 著者名/発表者名
      村谷 大輝、松本 拓也、国嶋 崇隆
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] β-トリフリルオキシ-α,α-ビス(フェニルヨードニオ)エチレン類の合成:三つの強力な電子求引性置換基を有するエチレンユニットの開発2022

    • 著者名/発表者名
      栗林 兼続、松本 拓也、国嶋 崇隆
    • 学会等名
      第25回ヨウ素学会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] セルロース由来バイオマスの高エネルギー密度化に向けた異性化触媒反応の開発2021

    • 著者名/発表者名
      〇松本 拓也、国嶋 崇隆
    • 学会等名
      JST/OPERA 第11回「機能性バイオ」ミニシンポ
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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