研究課題/領域番号 |
21K15237
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
黒田 悠介 京都大学, 薬学研究科, 特定助教 (60870863)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | エン反応 / アルケン / アリル位置換反応 / アゾ化合物 / C-H官能基化 / 遷移金属 / 不斉反応 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、エン反応を利用したアリル位Csp3-H結合の位置・立体選択的な官能基化法を開発し、現状では合成が困難なキラルビルディングブロックを簡便に供給する基盤技術の確立を目指す。本研究により、これまで多段階不斉合成において冗長ながらも定石のごとく扱われていた一連の反応群を革新し、有機合成化学のみならず創薬開発の発展にも寄与する。
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研究成果の概要 |
本研究では、エン反応を利用したアリル位Csp3-H結合の位置・立体選択的な官能基化法を開発し、現状では合成が困難なキラルビルディングブロックを簡便に供給する基盤技術の確立を目指す。本研究により、これまで多段階不斉合成において冗長ながらも定石のごとく扱われていた一連の反応群を革新し、有機合成化学のみならず創薬開発の発展にも寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、sp3炭 素を豊富に有する三次的広がりのある化合物が、従来のsp2炭素からなる平面な化合物に比べ て新薬になりやすい事が報告されており、産学双方から大きな注目を集めている。ところが、sp3リッチな化合物群の合成は、キラリティーの精密制御を蓋 然的に伴うことから一般に多段階を要する。そのため膨大な数のアナログ合成を迅速に行う 必要のある現場において、sp3創薬が効率的に展開されているとは言い難い。本研究では、エン反応を利用したアリル位Csp3-H結合の位置・立体選択的な官能基化法を開発し、現状では合成が困難なキラルビルディングブロックを簡便に供給する基盤技術の確立を目指す。
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