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喘息における炎症収束機構の解明とその制御を基盤とした難治性喘息治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K15261
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関武蔵野大学

研究代表者

成田 知也  武蔵野大学, 薬学部, 助教 (10834765)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード喘息 / 炎症収束 / γδT細胞 / 慢性炎症
研究開始時の研究の概要

現在、治療抵抗性の難治性喘息が臨床上の大きな問題となっており早急な病態解明および治療法の開発が望まれている。喘息において炎症が慢性化するメカニズムはよくわかっていないが、炎症が慢性化するメカニズムのひとつとして炎症収束機構の破綻が想定されている。そこで、本研究は、炎症収束メカニズムを分子レベルで解明し、炎症収束機構の制御を基盤とした難治性喘息治療法の確立に資することを目指す。

研究成果の概要

喘息において炎症が慢性化するメカニズムはよくわかっていないが、炎症収束機構の破綻が炎症慢性化の原因のひとつとして想定されている。申請者のこれまでの実験からButyrophilin-like9(Btnl9)が肺において炎症収束に関与する可能性が示されていた。そこで、本研究はアレルギー性気道炎症の収束におけるBtnl9の役割を明らかにすることを目的に解析を行なった。その結果、アスペルギルス誘導性アレルギー性気道炎症の収束においてBtnl9が好中球の制御に関与することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症収束機構の破綻は喘息における炎症慢性化の原因となっている可能性があり、炎症収束機構破綻の是正は治療標的となることが望める。しかし、アレルギー性気道炎症における炎症収束の詳しいメカニズムはわかっていない。本研究の結果から、Btnl9が好中球の制御を介してアレルギー性気道炎症の収束に関与している可能性が示唆された。今後、さらに研究が進みBtnl9がアレルギー性気道炎症を収束させる詳細なメカニズムが明らかになれば、難治性喘息の有望な治療標的となることが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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