研究課題
若手研究
日本の高齢化率は世界で最も高く,神経変性疾患の更なる増加が予測される.レビー小体病は,パーキンソン病やレビー小体型認知症などに特徴的な「レビー病理」を有する疾患群で,アルツハイマー病に次いで多い.私達は 518 例の高齢者病理解剖例を解析し,本邦の高齢者の 3 人に 1 人にレビー病理が見られ,末梢神経系のレビー病理が病気の進行や自律神経症状を反映することを明らかにした.本研究では,なぜレビー病理が神経障害を来すのかを調べる.