研究課題/領域番号 |
21K15419
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
吉野 和久 北里大学, 医学部, 助教 (20596530)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | iNKT細胞 / 心筋炎 / 心筋リモデリング / 線維化 / 実験的自己免疫性心筋炎 / 自然T細胞 / 自己免疫性心筋炎 / NKT細胞 / MAIT細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
自己免疫性心筋炎におけるiNKT細胞と抗原特異的T細胞の相互関係や、iNKT細胞と同じく自然T細胞であるMAIT細胞との関係性は未だわかっていない。 本研究では、自己免疫性心筋炎において自然T細胞がどのように抗原特異的T細胞に作用し、心筋炎症・心筋リモデリングを制御しているのかを明らかにする。具体的には抗原特異的T細胞の解析や心臓におけるiNKT細胞の細胞間相互作用について検討し、さらにNKT細胞と同じく自然T細胞であるMAITによる心筋リモデリングへの影響にも焦点をあてる。
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研究実績の概要 |
心筋リモデリングにおけるiNKT細胞と抗原特異的T細胞の相互関係を調べるために、iNKT細胞欠損マウス(Traj18 KOマウス)を用いて自己免疫性心筋炎を誘導し、心筋に浸潤する細胞をフローサイトメーターで解析した。抗原(ミオシン重鎖ペプチド)特異的T細胞はNIH tetramer core facilityから入手した蛍光標識テトラマー(MyHC-a/I-Ad tetramer)を用いて検出した。自己免疫性心筋炎を誘導した野生型Balb/cマウスとTraj18 KOマウスの心筋における抗原特異的T細胞を調べると、野生型よりTraj18 KOマウスのほうが抗原特異的CD4陽性T細胞の割合が増加している傾向が認められた。一方、トータルのCD4陽性およびCD8陽性の割合は変わらなかった。しかしながら、検出できる抗原特異的T細胞の細胞数が少なく、より良いテトラマーの染色条件の検討が必要と考えられた。引き続きこれらの結果が再現できるかを検証する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
臨床業務に追われているため。
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今後の研究の推進方策 |
自己免疫性心筋炎を誘導したTraj18 KOマウスにおいて、抗原特異的T細胞が増加するのか、再現実験を行う。また、心筋からRNAを抽出し、炎症・線維化プロファイルをPCR法を用いて検討する。
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