研究課題/領域番号 |
21K15434
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
冨岡 雄一郎 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (70836428)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | プロバイオティクス / 気管切開 / 喉頭気管分離 / 誤嚥性肺炎 / 下気道 / 細菌叢 / 炎症抑制 |
研究開始時の研究の概要 |
プロバイオティクスは生きた微生物を投与する事により宿主に健康上の利益をもたらすもので、便性の改善や免疫機能の改善といった消化管への効果が主であった。近年プロバイオティクスの人工呼吸器関連肺炎や喘息の治療への有効性が報告されるようになり、下気道の炎症性疾患に対する新たな治療方法となりうることが分かってきた。本研究では①プロバイオティクスが下気道へ与える影響や下気道の炎症抑制の機序を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は、気管切開術後/喉頭気管分離術後の者における、試験薬プロバイオティクスの経口投与による気管内分泌物への影響を観察することが目的である。同意取得/登録後に経口摂取が可能な者については試験薬を8週間内服し、4週間ごとに気管内分泌物・口腔内分泌物・糞便・血液を採取した。経口摂取を行わない者については、気管内分泌物・口腔内分泌物・糞便・血液をそれぞれ採取した。 経口摂取が可能な者のうち、気管切開術後の者は8名、喉頭気管分離術後の者は14名に対して試験薬の内服と、検体の採取をおこなった。全員が8週間、特に問題なく内服を行うことができた。研究機関の間に、新たに肺炎などを発症するものは認められなかった。経口摂取を行わない者のうち、気管切開術後の者は7名、喉頭気管分離術後の者は4名が参加した。検体の解析は2022年度(令和4年度)に実施する予定である。 プロバイオティクスの内服により、誤嚥性肺炎の予防効果が示唆されており、その効果が直接的に気管内分泌物へ影響しているのか、間接的に肺炎を予防しているのかは現在まだわかっていない。本研究により、プロバイオティクスを経口摂取した時に気管内分泌物に対してどのような影響を及ぼすかが解明されると期待される。 本研究により、プロバイオティクスと気管内分泌物との関連が解明されれば、プロバイオティクスが腸管内だけではなく気道への作用を目的とした治療や生活習慣につなげていくことができるようになると考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍のため、面会制限などがあった。そのためオンライン面談ができるように整備した。予定していた参加人数の内、約7割の登録が完了した。
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今後の研究の推進方策 |
登録作業を継続する。
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