研究課題/領域番号 |
21K15440
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
平林 亜希 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (00801911)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | コリスチン / 細胞外膜タンパク / グラム陰性菌 / mcr / 多剤耐性グラム陰性菌 / 外膜タンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
コリスチンは多剤耐性のグラム陰性菌による感染症治療薬であるが、近年、伝達性プラスミドを介したコリスチン耐性遺伝子mcrが検出されており、コリスチン耐性菌による感染症の新たな治療法の確立が急務である。申請者は、コリスチン耐性大腸菌に対し低用量コリスチンと併用効果のある薬剤をFDA既承認薬ライブラリーの中から同定し、その標的候補としてグラム陰性菌の細胞外膜を構成するタンパク質を同定した。本研究ではそれら細胞外膜タンパク質に着目し、当該薬剤の併用効果について分子メカニズムの解明を行う。本研究により、共通の膜構造をもつ多剤耐性グラム陰性菌全般に有効な新たな抗菌治療の開発が可能となる。
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研究実績の概要 |
コリスチンは多剤耐性のグラム陰性菌による感染症治療薬の“最後の切り札”として使用される薬剤であるが、副作用として腎機能障害や神経障害が報告されており、慎重な投与が求められる。近年、伝達性プラスミドを介したコリスチン耐性遺伝子mcrが検出されており、コリスチン耐性菌による感染症の新たな治療法の確立が急務である。申請者は、コリスチン耐性大腸菌に対し低用量コリスチンと併用効果のある薬剤をFDA既承認薬ライブラリーの中からスクリーニングし併用効果をもつ薬剤を同定し(既承認薬Aを含む)、その標的候補としてグラム陰性菌の細胞外膜構成タンパクXを同定している。本研究では細胞外膜タンパクXに着目し、当該薬剤の併用効果について分子メカニズムの解明を行う。また、同機序による他化合物の探索や国内外から収集した多剤耐性菌への併用効果の評価を行い、多剤耐性グラム陰性菌全般に有効な新たな抗菌治療の開発を目指す。 2023年度は、大腸菌実験株と既承認薬Aに自然耐性化した大腸菌株を用いて既承認薬Aやその類似体とコリスチンや他の抗菌薬との併用効果についてチェッカーボードアッセイを用いて評価した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究目的・研究実施計画に従って順調に研究を遂行することができたから。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、研究計画に従って研究を進める。
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