研究課題/領域番号 |
21K15521
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立駒込病院(臨床研究室) |
研究代表者 |
大谷 亮平 地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立駒込病院(臨床研究室), 脳神経外科, 医長 (30786968)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / 腫瘍内多様性 / エクソーム / グリオーマ / 転移性脳腫瘍 / 多様性 / 進化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、脳腫瘍における腫瘍内多様性の解析を一般臨床で行える方法として確立し、その臨床的意義を明らかにすることである。この目的のために新たに開発した腫瘍サンプラーを用いて、脳腫瘍における病理学的、遺伝学的多様性の解析を行い、臨床情報と統合して症例間で比較検討をすることで、多様性解析の臨床的意義を明らかにする。本研究により、日常臨床における腫瘍内多様性の解析が確立され、その臨床的意義が明らかとなれば、今後の脳腫瘍の治療戦略に大きな影響を与え、予後改善への貢献が期待される。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、現状では研究レベルでしか行われていない腫瘍内多様性の解析を一般臨床で行える方法として確立すること、およびその臨床的意義を明らかにすることである。計16症例の脳腫瘍検体から空間的に離れた部位を切り出し、網羅的遺伝子変異解析を行うことで腫瘍内多様性の解析を行った。得られた各部位の体細胞変異のデータより腫瘍内クローン進化の系統樹の作成し、脳室側から脳表側へ拡がる進化が予測された。また、腫瘍内多様性の程度が再発までの期間と相関する可能性が示唆された。本研究の結果は、日常臨床における腫瘍内多様性の解析の臨床的意義につながるものであり、今後の脳腫瘍の治療戦略に影響を与えることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は、日常臨床における腫瘍内多様性の解析の臨床的意義につながるものであり、今後の脳腫瘍の治療戦略に大きな影響を与え、脳腫瘍患者の予後改善への貢献が期待される。
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