研究課題/領域番号 |
21K15524
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | TFEB / TFE3 / PDAC / ISR / OSCAR / Transcription quescence / Dormancy / Phenotypic heterogeneity / Plasticity / MITF/TFEB/TFE3 / Cancer stem cells |
研究開始時の研究の概要 |
先端的なメラノーマ研究の知見を、より複雑な難治がんの代表である膵癌の原因解明、治療法開発に展開する。膵癌は乏血性かつ間質の増生により低酸素環境にあり、その生存はTMEとの相互作用を担うTFEB/3依存性である事が分かっている。従って、MITFファミリーを標的とする膵癌治療は、がんのTMEへの応答性を弱める全く新しい切り口の新規の膵癌治療法になる可能性がある。膵癌の3Dオルガのイドライブラリーから、pRNApIIをマーカーとしてCSCの単離を試みる。それらの膵癌CSCにおけるTFEB/3系の関与を明らかにし、その系を阻害する薬剤投与による膵癌の抑制効果、既存薬剤との相乗効果も解析する。
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研究成果の概要 |
最初の部分では、一般的なストレスに対する細胞の適応応答に関与するタンパク質が、癌細胞の生存と代謝および治療ストレス下での繁殖能力に重要な役割を果たすという最初の仮説を検証しました。ゲノミクスアプローチ(トランスクリプトミクスとゲノムワイド転写因子結合部位プロファイリング)を用いて、上記のタンパク質の機能に関連する分子経路の解明に着手しました。確立された同質遺伝子培養細胞株内に転写休眠細胞が存在することが初めて実証されました。これは、細胞の可塑性の概念を支持し、休眠細胞を標的にして患者を治療することの有効性を強調しています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Should this drug resistant dormant population that is responsible for relapse can be effectively targeted, we can improve overall survival, life quality of the patients (as they will need fewer rounds of chemotherapies) and reduce overall economic burden to the patient and society as a whole.
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