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マイクロ RNA を用いた包括的な老化表現型の制御メカニズム解明と治療薬への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21K15550
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関広島大学

研究代表者

山本 佑樹  広島大学, 医系科学研究科(薬), 特任助教 (50881265)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードmicroRNA / senescence / SASP / Senescence
研究開始時の研究の概要

細胞老化は、細胞が不可逆的に増殖を停止した状態を指し、がん抑制メカニズムの1つと考えられている。研究代表者はこれまでの研究により、細胞老化を誘導する microRNA (SA-miRNA)を同定しており、がん治療薬への応用を目指している。
老化細胞は様々な炎症性サイトカイン(SASP)を分泌し、周囲の細胞に細胞老化を伝播するが、慢性的なSASPが腫瘍促進に寄与することが近年明らかとなっている。
本研究では、腫瘍促進的に機能するとされる後期SASPを抑制するSA-miRNAを明らかとし、SA-miRNAによるがん細胞および腫瘍に有利な環境構築の抑制に寄与できるような核酸医薬の開発を目指す。

研究実績の概要

細胞老化は正常細胞が持つがん抑制メカニズムである。しかし、老化細胞の特徴の1つである炎症性サイトカインの分泌(Senescence-Associated Secretory Phenotypes; SASP) はがん促進的にも寄与することが報告されている。そのため、細胞老化誘導型抗がん剤の開発を目指すには、この2つの側面を考慮する必要がある。これまでに、細胞老化を誘導するマイクロRNA (老化関連miRNA) に着目し、349 種類の老化関連miRNAをスクリーニングにより同定しており、本研究では、これらの老化関連miRNAのうち、特にがん促進的に寄与する性質を持つSASPを抑制するmiRNAを同定し、SASP 制御性老化関連miRNAを副作用の少ない老化誘導型抗腫瘍核酸医薬として応用していくことを目指す。さらに、継代老化過程において発現変動するmiRNA が SASP 因子の発現を調節するメカニズムを解明することを目指している。
本年度では、これまでの研究から同定されている老化関連miRNAについてスクリーニングを行い、がん促進的なSASPを放出しうるか否かについて評価を行い、がん促進的なSASP分泌を制御しうる老化関連miRNA候補を同定した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

職位が変わり、本研究に割くエフォートが下がってしまったため。

今後の研究の推進方策

得られた miRNAについて、標的遺伝子やその機能を解析する。
最終年度に向けて成果を出すため、研究計画を再考し、遅延なきよう努める。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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