研究課題/領域番号 |
21K15645
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
桝谷 亮太 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (30860762)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 血小板 / 単球 / スクリーニング / 微小残存病変 / フローサイトメトリー / 血小板パラメータ / 骨髄不全症候群 / 骨髄造血能評価指標 |
研究開始時の研究の概要 |
後天性骨髄不全症候群の各疾患症例において,血液中の血小板を分離し,活性化を制御した状態でフローサイトメトリー法を用いて細胞構造を解析する.得られた情報を基に疾患鑑別法を構築する.更に,血小板膜表面の糖鎖解析により質量分析法を用いた新規の検査法の開発や,血小板形態情報を用いた短期的な骨髄造血能を反映するスコアリング法の開発,骨髄異形成症候群,再生不良性貧血,本態性血小板血症の治療モニタリングにおける病期進展を反映する候補となり得る指標を探索する.
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研究実績の概要 |
2023年度は血小板に加え、後天性骨髄不全症候群患者の末梢血からフローサイトメトリーを用いて、単球サブセットを測定し、CD14++/16+(classical)、CD14++/CD16++(intermediate)、CD14+/CD16++(non classical)の分類結果と各病態の関連を調査した。 さらに、我々は単球サブセットと細胞形態に関連がを調査し、自動血球分析装置にて測定できる単球のパラメータが慢性骨髄単球性白血病や骨髄異形成症候群と再生不良性貧血などの他の疾患の鑑別に有用である可能性を見出した。 これまでの研究結果と2023年度の研究結果を踏まえて、末梢血を用いた後天性骨髄不全症候群の早期診断のためのスクリーニング指標の原案が完成した。今後は治療との関連や、骨髄造血回復期や炎症性疾患との鑑別による精度の向上や、実際の臨床現場において利用しやすい形となるようにさらに改良をおこなう。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度は血小板に加えて、血小板と複合体を形成する単球のサブセット解析を組み合わせることで良好な結果が得られた
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今後の研究の推進方策 |
引き続きフローサイトメトリーや自動血球分析装置から得られえる血小板および単球パラメータを駆使して骨髄造血能の評価指標や新規検査法の確立を進める。
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