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パーキンソン病に対する再生誘導療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K15681
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木村 康義  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50727451)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードパーキンソン病 / 疾患修飾療法 / 再生誘導療法 / 神経変性疾患 / 間葉系幹細胞
研究開始時の研究の概要

パーキンソン病はいまだに確立された進行抑制治療や根本治療が無い、進行性の神経難病である。本研究では、再生誘導効果を持つペプチド(アミノ酸の短い鎖)をパーキンソン病を模した動物モデルに投与することで、治療効果を調べ、治療薬としての可能性を研究する。再生誘導効果とは、当該ペプチドが間葉系幹細胞という様々な細胞になることができる幹細胞を自分の骨髄から誘導する効果である。有効性がみられた場合は、どのような働きをもって効果を発揮しているかを解析することで、脳の機能を保つ機構の解明や他の治療薬の開発に有用な情報をもたらすことが期待される。

研究成果の概要

パーキンソン病は進行性の神経難病であるが、病気の進行自体を抑える効果がある、確立された治療法は現時点では存在していない。本研究では、再生誘導効果を持つペプチド(アミノ酸の短い鎖)を、パーキンソン病を模した動物モデルに投与することで、どのような変化が起きるか、また、病気に対する治療効果があるかについて調べた。再生誘導効果とは、当該ペプチドが間葉系幹細胞という様々な細胞になることができる幹細胞を自分の骨髄から誘導し、保護的な効果を示すものであり、このような薬剤がパーキンソン病の治療法となる可能性があるかについて検証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

パーキンソン病は罹患者数の多い進行性の神経難病であるが、病気の進行自体を抑える効果がある、確立された治療法は現時点では存在していない。本研究は、再生誘導効果を持つペプチド(アミノ酸の短い鎖)というユニークな特性をもつ治療薬候補の有効性や作用を、種類の異なる複数のパーキンソン病マウスモデルを用いて検証した。期待される有効性が示された場合は、新たなパーキンソン病治療薬として期待されるため、開発を継続し進めることで将来的に病気の進行を抑える治療薬として医療や社会に還元できると考える。また作用機序の解明は、脳の状態や働きを保つ仕組みを理解する一助になると考えるため学術的意義も高い。

報告書

(3件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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