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パーキンソン病の疾患予後に影響を与える非運動症状の新規実用的評価方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K15685
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

上木 英人  横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (10347320)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード血圧変動 / パーキンソン病 / 非運動症状 / REM睡眠期行動異常症 / 自律神経障害 / 認知機能障害
研究開始時の研究の概要

パーキンソン病は多彩な非運動症状を呈し、しばしば運動症状とは独立して生活の質を低下させる大きな一因となっている。自律神経障害に伴う血圧変動は、抑うつ、睡眠障害のリスクと相関し、経時的には認知機能障害と相関する可能性が示唆されている。一方、REM睡眠期行動異常症も認知機能障害のリスクであると指摘されている。これらを、24時間血圧測定、および携帯型2チャンネル脳波・筋電計を外来で施行することで、認知機能障害をはじめとする生活の質や予後に強く影響を与える因子を同定する。

研究実績の概要

パーキンソン病は多彩な非運動症状を呈し、しばしば運動症状とは独立して生活の質を低下させる大きな一因となっている。自律神経障害に伴う血圧変動は、抑うつ、睡眠障害のリスクと相関し、経時的には認知機能障害と相関する可能性が示唆されている。一方、REM睡眠期行動異常症も認知機能障害のリスクであると指摘されている。これらを、24時間血圧測定、および携帯型2チャンネル脳波・筋電計を外来で施行して評価する。さらには各種非運動症状に関する問診票を用いて非運動症状を評価する。これら非運動症状のマーカーを経時的に追うことで、認知機能障害をはじめとする生活の質や予後に強く影響を与える因子を同定する。合わせてPDにおけるMRI画像解析に関して、voxel-based morphometry(VBM)による脳萎縮の定量解析やDTI(拡散テンソル画像)を用いた白質変性の評価を用いる。すべての被検者に対して1年後、2年後のフォローをおこない、QOL、および認知機能障害に強く影響を与える因子を同定する。
2023年度は、前年度に続いて外来通院中のパーキンソン病患者に参加の募集を追加でおこなった。横断的検討では血圧日内変動は,うつ,不安などの精神症状,および睡眠障害に関する各スコアとの相関が示唆された。引き続き検討を継続する。一方、縦断的検討についてはフォロー可能であった症例が少ないことから十分におこなえておらず、引き続き症例のフォローを継続する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

外来患者を対象とするため、自宅でも適切に各種測定が継続されるためには介助者の十分な理解・協力が必要である。しかし、介助者の多くが比較的高齢であることもあり、協力を得られる患者・家族の確保に時間を要している。さらに経過フォローについても十分な症例数が確保できず、経時的な評価は現時点では困難である。

今後の研究の推進方策

引き続き研究協力者に声をかけると同時に、経時的評価を順次おこなっていく。携帯型2チャンネル脳波・筋電計など一部の検査項目については外来でおこなうことが難しいことから、可能な範囲で検査をおこなう方針とした。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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