研究課題/領域番号 |
21K15740
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
対馬 大希 弘前大学, 医学研究科, 技術補佐員 (20803943)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / ASDモデル動物 / 腸内細菌叢 / 糞便移植 / マルチオミックス解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では以下の4つを行う。 1)ASDモデルマウス(Fmr1-KO)を用い、腸の内容物及び腸の各部位における、生菌のメタゲノム解析を行い、ASDに特徴的な腸内細菌叢を明らかにする 2) Fmr1-KOマウスに対象群(野生型: WT)の糞便移植を行い、新生児への影響を明らかにする 3) Fmr1-KOから生まれた仔マウスにWTの糞便移植を行い、ASD症状の改善がみられるかを明らかにする 4) 樹状突起spineの形態観察を行い、糞便移植によりspineの改善がみられるかを明らかにする
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研究実績の概要 |
近年、自閉スペクトラム症(ASD)と特定される患者数は増え続けているが、具体的な原因は十分に解明されておらず、根本的な治療法は存在しない。多くの場合は遺伝的な要因が関係していると考えられており、さらに、腸内細菌叢の偏りがASDのリスクとかかわることが報告されている。本研究は、ASDモデルマウスを用いて、網羅的メタゲノム解析や行動実験によりASDに特徴的な腸内細菌叢について明らかにし、ASDの病態解明及び治療法確立の可能性を探索する。 ASDの病態解明のためにASDモデル動物が頻用されており、特に遺伝性知的障害の代表疾患であるFragile X 症候群(FXS)はASD様症状を呈するため、FXSのモデル動物であるFragile X mental retardation protein 1(Fmr1)- knockout(KO)マウスは、ASDモデルマウスとして広く用いられている。しかし、Fmr1-KOマウスに関する腸内細菌叢と症状については研究報告がなく、本研究ではFmr1-KOマウスを用いて上記の課題解決に取り組む。 本年度は、本学動物実験施設の改修工事が長引いたため、モデル動物の交配を通常通り行うことができず、計画通りに実験を進められない期間が生じた。予定よりやや遅れているものの、仔マウスを確保し、ジェノタイピングによって分類したKO群と対象群(野生型)をそれぞれ育成、確保した。また、行動実験の予備試験として、生後8日目の仔マウスの超音波発声(Ultra-Sonic Vocalization: USV)の測定、及び生後12週目のスリーチャンバーテストを実施し、仔マウスのASD様行動の評価を進めた。
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