研究課題
若手研究
本研究では、統合失調症と因果関係の明確な22q11.2欠失症候群 (22q11.2DS) に関する信頼性の高い動物及び細胞モデルを使用して、以下の3つの目的を達成する。① 22q11.2DSの欠失部位に起因する発達早期における病的神経回路の解剖学的機能的接続性の表現型を明らかにする② 各発達段階のマルチ・トランスオミクスによる新規治療薬開発のための標的分子の同定③ 同定分子に対する阻害剤、治療法開発に向けたproof of conceptを創出する本研究により、統合失調症の認知機能障害に対する新規治療標的の同定や、発症前治療の可能性、さらに精神疾患全般に応用可能な知見が得られる可能性がある。