研究課題/領域番号 |
21K15785
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
川口 直人 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (40837259)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 心サルコイドーシス / FDG-PET/CT / 心筋遅延造影 / 遅延造影 / PET / サルコイドーシス |
研究開始時の研究の概要 |
サルコイドーシスは全身性の疾患であり、特に心病変の有無は予後に大きく関与するといわれている。しかし、心サルコイドーシスの診断は難しく、画像診断が重要な役割を担っている。特にFDG-PETによる心筋のFDG異常集積は、活動性炎症を示唆し、ステロイド治療導入の指標となる。最新型のデジタルPET/CT装置では、より詳細な心筋の評価が可能となり、さらにヨード造影剤を用いたCTの心筋遅延造影を撮影する事で心筋線維化の評価も可能となる。本研究の目的は、ヨード造影剤を併用したデジタルPET/CT検査を行い、心サルコイドーシスのための新しい診断プロトコールの確立と臨床応用を行うことである。
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研究実績の概要 |
本研究「遅延造影CTを併用したFDG-PET/CT検査による心サルコイドーシスの診断と治療効果に関する研究」の前向き研究を行っている。心臓MRI検査で心サル コイドーシスが疑われた患者または、全身サルコイドーシスのある患者で心病変の合併が疑われる患者において、心臓用FDG- PET/CT で心筋の活動性炎症を評価 する患者を対象とし、循環器医師および放射線技師と協力のうえ、現在、対象症例を増やして研究を継続しているところである。9例の症例で遅延造影PET検査を施行した。各症例に対してCTでの遅延造影領域とPETのFDG集積領域に関して検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
検査の適応症例が少なく、十分な症例数に至っていない。また検査後に同検査で経過関節の対象となる症例は少なく、今後の症例蓄積が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
サルコイドーシスに関わる各科と広く協議し、できるだけ症例数を増やし、研究発表・論文発表を目指す。また、少ない症例数でも結果を報告できるように準備する。
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