• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Schaaf-Yang症候群に対するアンチセンス核酸治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K15908
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

家田 大輔  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (70745950)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードSchaaf-Yang症候群 / Magel2 / 行動解析 / 急性脳症 / 熱性けいれん / アンチセンス核酸 / Schaaf-Yang 症候群 / 遺伝子編集 / Crispr-Cas9 / Prader-Willi 症候群 / ゲノムインプリンティング / CRISPR/Cas9
研究開始時の研究の概要

Schaaf-Yang症候群(SYS)は、MAGEL2遺伝子の短縮型変異が原因であり、重度精神運動発達遅滞、関節拘縮、自閉症、急性脳症などを合併する。私たちは内因性Magel2に短縮型変異を引き起こすノックインマウスを世界に先駆けて作成した。本研究の目的は独自に作成したモデルマウスを用いて、SYSの治療法として、効率よくMagel2遺伝子を抑制するアンチセンス核酸を開発し、有効性を確認することである。

研究成果の概要

モデルマウスの行動解析を詳細に行うことで野生型との表現型の違いを詳細に解析する予定であったが、研究の手続き、準備に時間がかかり、予定していた行動解析を行うことはできなかった。
行動解析の代わりに、モデルマウスを高温環境に暴露して高体温にすることで急性脳症を発症するかどうかを検討した。同条件下で、野生型には異常を認めなかったが、モデルマウスでは痙攣を起こすことが確認され、急性脳症を再現できたと考える。脳組織の評価を行い、病理学的に急性脳症であることを確認する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

Schaaf-Yang症候群(SYS)は2013年に疾患概念が確立した疾患である。本邦での診断確定例は100名以上にのぼるが、現時点で治療法は開発されていない。
SYS患者は感染症罹患時にしばしば急性脳症を発症することが知られている。我々のモデルマウスを高温環境に暴露されると痙攣することが判明し、急性脳症を再現できたと考えられる。
現在作成中のアンチセンス核酸をモデルマウスの髄腔内に投与することで脳症を予防することが確認できれば、有効な治療薬となるかもしれない。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi