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レジスタントスターチによる腸内環境の改善と脂肪肝抑制効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K15950
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

畑澤 友里  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (10898745)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードレジスタントスターチ / 脂肪肝 / 腸内細菌叢 / 短鎖脂肪酸 / 腸内細菌 / 脂肪性肝疾患
研究開始時の研究の概要

近年では、食の西洋化や飽食の時代という背景から、メタボリックシンドロームなど肥満にかかわる疾患が増加しています。脂肪性肝疾患は、腸内細菌叢の乱れを含む腸内環境の恒常性破綻により引き起こされることが一因として考えられており、脂肪性肝炎による慢性肝炎は進行すると肝硬変や肝癌を引き起こすとされています。野菜や難消化性デンプンであるレジスタントスターチは、腸内細菌で分解されると短鎖脂肪酸となることが知られ、肥満抑制などに働くと報告されています。本研究では、マウス脂肪性肝炎モデルを使用し、レジスタントスターチが腸内環境を是正し、脂肪性肝疾患を抑制することができるか、明らかにします。

研究成果の概要

難消化でんぷんであるレジスタントスターチは脂肪肝を改善する効果があることが知られていたが、その詳細なメカニズムはわかっていなかった。一方で脂肪肝は多因子疾患ではあるが、その一因に腸内細菌の関係があることが示されている。本研究では、高脂肪食を用いた脂肪肝モデルマウスを用いた研究により、レジスタントスターチが腸内細菌叢を変化させ、bifidobacteriumやlactobacillusといった短鎖脂肪酸を産生する菌群がふえることにより、脂肪肝の発症を抑制することを明らかとした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、食物繊維に多く含まれるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)がbifidobacteriumやlactobacillusといった短鎖脂肪酸を産生する菌群がふえることにより、高脂肪食で生じた著しい腸内細菌叢の乱れを是正することによって脂肪肝改善につながっていることを明らかとした。肥満、脂肪肝が社会的に問題となる中、レジスタントスターチが脂肪肝抑制効果を持つことの科学的に検証されたと考えている。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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