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SGPL1遺伝子変異を標的とした新規大腸癌治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K15988
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

高橋 慶太郎  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (40624177)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードSGPL1 / S1P
研究開始時の研究の概要

正常細胞において、sphingosine-1-phosphate lyase 1(SGPL1)は、細胞増殖促進作用を持つスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)を不可逆的に分解することで、細胞増殖を抑制している。一方、ヒトの肝細胞癌や大腸癌においてSGPL1が過剰発現し、正常細胞とは逆に増殖を促進することが報告されたが、その詳細なメカニズムは不明であった。本研究では、大腸癌におけるSGPL1遺伝子変異やスプライシング異常を明らかにし、作用機序を解明することで、SGPL1などのスフィンゴ脂質代謝関連分子を標的とした新規癌治療開発への基盤的成果を得る。

研究実績の概要

正常細胞において、sphingosine-1-phosphate lyase 1(SGPL1)は、細胞増殖促進作用を持つスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)を不可逆的に分解することで、細胞増殖を抑制している。その一方で、ヒト大腸癌細胞においてはS1Pの発現量に関わらず、SGPL1が細胞増殖促進分子であることを明らかにしてきた。
大腸癌細胞株であるHCT116やSK-CO1においては、siRNA of SGPL1を用いてその発現を抑制すると細胞増殖が有意に低下する一方で、SW480では細胞増殖が低下しなかった。RT-PCRではHCT116、SK-CO1、SW480のいずれでもSGPL1 mRNAの発現抑制を認めており、大腸癌細胞株によってSGPL1が細胞増殖に関与する細胞としない細胞に分かれていた。
今後、各細胞のSGPL1の蛋白の発現量を測定するとともに、トランスクリプトーム解析を行うことでSGPL1が細胞増殖に関与する場合としない場合での違いを明らかにしていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実施が遅れているが、今後進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

今後、各細胞のSGPL1の蛋白の発現量を測定するとともに、トランスクリプトーム解析を行うことでSGPL1が細胞増殖に関与する場合としない場合での違いを明らかにしていく。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 大腸癌におけるRNA結合蛋白hnRNP H1の増殖促進作用とメカニズム解析2022

    • 著者名/発表者名
      高橋慶太郎
    • 学会等名
      日本消化器病学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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