研究課題/領域番号 |
21K16049
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
辻 正樹 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (90880873)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 心臓移植 / 移植後冠動脈病変 / 微小循環障害 / 慢性拒絶 / 重症心不全 / 補助人工心臓 / 心移植後冠動脈病変 |
研究開始時の研究の概要 |
治療抵抗性の重症心不全症例では心臓移植が行われる。心臓移植後は様々な合併症が問題 となり、生命予後を規定する。移植後冠動脈病変は心臓移植後に特有の合併症であり、動脈硬化機序だけでなく免疫学的機序が関与する冠動脈疾患である。本研究は心臓移植後の合併症である移植後冠動脈病変に着目した研究である。移植後冠動脈病変のリスク因子であるウイルス感染の新たな検出法、有効性が示されているエベロリムスを含めた適切な免疫抑制剤のプロトコール、動脈硬化性の冠動脈疾患に有効性が示されているPCSK9阻害薬の有効性を血管内超音波検査を用いて検討することを目的とする。
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研究成果の概要 |
心臓移植後の重大な合併症である心移植後冠動脈病変に関与する包括的なウイルス感染、至適な薬物療法(免疫抑制薬、スタチン製剤)について調査・検討した。また、移植後冠動脈病変における、心外膜病変と心内膜病変との違いを明らかにした。今後は心外膜病変だけでなく心内膜病変(微小循環障害)に対する適切な診断・治療法の検討を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症心不全患者において、心臓移植は治療オプションである。移植後冠動脈病変は移植後の合併症の一つであり、重症な冠動脈病変においては再移植のみが治療方法となるが、本邦はドナー不足から再移植を受けることは非常に困難であり、いかに移植後冠動脈病変を管理・治療するかは重要である。本研究では移植後冠動脈病変に関する至適な管理・治療について検討した。
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