研究課題/領域番号 |
21K16068
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
村上 力 東海大学, 医学部, 講師 (60631843)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | たこつぼ型心筋症 / ストレス / 心筋生検 / 遺伝子発現 / 脳心連関 |
研究開始時の研究の概要 |
ストレスを契機に発症する、たこつぼ型心筋症は発症時に死に至る可能性があるにも関わらず、発症メカニズムは未だ不明な点が多い。ストレスにより引き起こされる事から脳の関連が示唆されているが、どのように全身、心臓に作用しているかは解明されていない。脳心連関という観点から、脳血流シンチ、自律神経系、心筋での急性期における心筋細胞での発現遺伝子の探索についての検討を行い、病態解明に繋げることを目的とする。
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研究実績の概要 |
たこつぼ型心筋症の急性期に心筋生検を行い、遺伝子発現検査を行い、男女差の検討を行った論文「Examination of gender differences in patients with takotsubo syndrome according to left ventricular biopsy: two case reports」を J Med Case Rep. 2021 May 21;15(1):281に発表することが出来た。この論文に報告している手法を用いて、現在、たこつぼ型心筋症急性期の心筋生検の症例をさらに増やしているとともに、脳シンチを用いた解析も急性期に行うよう症例数を増やしているところである。 また、「Gender Differences in Takotsubo Syndrome」をBiology.2022 Apr 24;11(5)に報告することが出来た。たこつぼ型心筋症の男女差の検討を行っているグループは世界的にみても多くなく、また、女性に圧倒的に多い疾患(発症の90%程度)であることから、男女差の検討さらに追及していき、疾患の原因究明にあたりたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
たこつぼ型心筋症は急性冠症候群の2~3%の割合と報告されており、また発症の症状も一定ではなく、必ずしも急性期に来院するわけではないため症例数の確保に難渋しているのが現状である。
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今後の研究の推進方策 |
現在行ってる心筋生検の遺伝子発現は、生検直後にRNA液に浸さなければ、検査が出来ないものとなっており、関連病院への協力要請は現実的ではないと考えている。当院へ来院される方の症例に関して、研究の推進を行っていく。
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