研究課題/領域番号 |
21K16072
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
林 洋史 日本医科大学, 医学部, 助教 (60743507)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 心筋生検 / 電気解剖学的マッピング |
研究開始時の研究の概要 |
経カテーテル的心内膜心筋生検(以下、心筋生検)は、X線透視ガイドに心臓カテーテル 法を用いて心内腔側から心内膜の心筋組織を採取する方法である。しかし、侵襲性が高い検査であるにもかかわらず、心室の病変部分を特異的に生検することが不可能であるため、診断の感度は高くないのが問題である。本研究では、心臓の電気解剖学的マッピング(EAM)を作成し、電位マップガイドによる心筋生検の有効性・安全性を確立することである。また、現在の心筋生検カテーテルを直接電位記録が可能なものに改良し、心筋生検の安全性と診断確率を向上させることで、より多くの心筋症患者の予後改善に寄与することを目指している。
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研究実績の概要 |
本研究の研究目的および研究実績について以下に述べる。研究目的:心筋生検時に、電気解剖学的マッピング(Electroanatomical mapping; EAM)を用いて心腔内の位置情報と電位情報の3Dマップ(電位マップ)を作成し、心室の低電位領域(病変部分)を特定してから心筋生検を行うことで、EAMによる電位マップガイドによる心筋生検の有効性・安全性を確立すること。研究実績:全部で5症例において、心筋生検時にEAMを作成し、EAMガイド下に心筋生検を行うことができた。また、これら5症例から得られた結果を、2023年9月に第16回アジア太平洋不整脈学会に演題応募し、採択された。 今後は結果をもとに論文化を試みている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までに5症例に対してマッピングガイド下生検を行い、データが得られている。 これらのデータから論文化をすることが可能である。
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今後の研究の推進方策 |
現在までに必要な症例数は確保されている。 今後は、和文もしくは英文での研究報告を行う。 論文完成は1年以内を目標とする。
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