研究課題
若手研究
喘息病態の悪化に酸化ストレスが関連していることが知られているが、その正確な機序は不明である。今回、酸化ストレスと喘息の主な病態である気道炎症との関連を明らかにするため、以下の項目に着目する。①Th2サイトカインや好酸球性炎症は酸化ストレスを増悪させるか、②Th17サイトカインや好中球性炎症は酸化ストレスを増悪させるか、③2型炎症や非2型炎症を軽減することで酸化ストレスが軽減するか、④酸化ストレスは2型炎症や非2型炎症を増強させるか、⑤酸化ストレスを軽減することで2型炎症や非2型炎症は軽減するか
喘息患者で健常人に比し細胞内の還元型グルタチオン濃度が減少し、細胞外の酸化型グルタチオン濃度が上昇していること、および、喘息気道上皮細胞で細胞内および細胞外ともに酸化状態にシフトしていることを示した。次に、酸化状態と臨床指標が関連することを示した。また、細胞内の還元型グルタチオンが2型サイトカイン刺激で低下し、細胞外の酸化型グルタチオンが上昇することを示した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 2件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)
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