研究課題/領域番号 |
21K16156
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大江 佑治 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00791980)
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研究期間 (年度) |
2022-12-19 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / NAD代謝 / 血栓症 / 心血管病 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease, CKD)で,インドキシル硫酸をはじめとした尿毒素が凝固組織因子を活性化し,血栓症リスクを悪化させる機序が明らかにされたが,その予防法の開発が遅れている.ATPエネルギー産生の補酵素であるニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)と抗老化因子Sirtuinは様々な生命現象を制御し,CKDの進行や合併症を抑制することが報告されている.本研究は,CKDモデル動物の解析からNAD-Sirtuin経路の活性化がCKD血栓症予防に有効か明らかにすることを目的とし,CKD患者の予後・QOLを改善する新たな治療基盤を構築する.
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研究実績の概要 |
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease, CKD)で,インドキシル硫酸をはじめとした尿毒素が凝固組織因子を活性化し,血栓症リスクを悪化させる機序が明らかにされたが,その予防法の開発が遅れている.ATPエネルギー産生の補酵素であるニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)と抗老化因子Sirtuinは様々な生命現象を制御し,CKDの進行や合併症を抑制することが報告されている.本研究は,NAD+-Sirtuin経路の活性化がCKD血栓症予防に有効か明らかにすることを目的とし, 1) NAD+前駆体(NAM, NMN)による治療がCKDモデルマウスの組織因子活性や血栓形成を抑制するか,2) その機序としてSirtuin1が関与するか検証する.NAD+代謝の活性化というこれまでにない新しいアプローチで,腎不全でも安全に使用可能な血栓症予防法を開発し,CKD患者の予後・QOLを改善する治療基盤を構築する. 本年度は研究初年度にあたり,研究計画に沿って慢性腎臓病モデル(アデニン腎症マウス)を作出した.0.2%アデニン食を2週間投与後に解剖した.血液や尿,腎組織などのサンプルを回収した.血液サンプルを用いてBUNなどの腎機能を評価した.血漿第Xa因子活性を測定した.今後NAM,NMNを投与し,血液凝固活性や腎障害に与える影響を評価する予定である.申請者の海外渡航のため研究を中断した.
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