研究課題/領域番号 |
21K16182
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
柳田 憲吾 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (10789811)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 尿 / バイオマーカー / 糖尿病 / 腎障害 / プロテオミクス / 腎症害 |
研究開始時の研究の概要 |
本センターでは信楽園病院と協力し、様々な病気の患者尿検体と健康診断で検査をうけた健常者尿を保管している。その中から糖尿病で経時的に信楽園病院を受診している患者のうち、経過中に微量アルブミン尿陰性から陽性となり、糖尿病性腎症の発症が診断された糖尿病患者尿を用いて、質量分析装置により尿プロテオームをSWATH法により定量解析し、微量アルブミン尿でより早期に尿中に増加するタンパク質を選択する。その後、それらのタンパク質に対する抗体を用いて表面プラスモン共鳴 (SPR法)により多検体でそれらの尿中タンパク質の測定を行い、微量アルブミン尿より早期に尿中で増加するタンパク質を特定、検証することを目指す。
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研究成果の概要 |
申請時には尿検体の収集数は75,000検体だったが、現在は、約150,000検体に増加し、収集も継続している。本研究では微量アルブミン尿より早期に腎障害を検出できるマーカーの探索を目的とした。研究の結果、質量分析装置を用いた尿中タンパク質の定量プロテオミクスで、糖尿病性腎症害と判断された患者尿で健常者尿に比し、有意に増加したタンパク質が存在した。また、そのタンパク質の尿中増加は同一患者の微量アルブミン尿で糖尿病性腎障害と判断された一年以上前の尿で有意に増加していることも確認された。さらに、抗体測定系で尿中タンパク質量を測定した結果でも、定量プロテオミクスの結果と同様の結果が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、一般的な糖尿病性腎障害マーカーである尿中微量アルブミン尿の出現より早期に尿中に排出されるタンパク質が選定された。このタンパク質は現行の微量アルブミン尿より1年以上早く糖尿病患者の腎障害の発見できると考えられた。その臨床応用は、糖尿病患者の腎障害をより早期に発見でき、より早い医療介入により、腎不全による人口透析の進展を抑制できると期待される。さらに、本研究期間で検討しきれなかった多数のバイオマーカー候補タンパク質の検証を行うことで、より良いバイオマーカーが選定されると考えられる。
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