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血液型D抗原の相互作用分子との分子間ネットワークとスプライシング機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K16249
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関東京大学 (2023)
杏林大学 (2021-2022)

研究代表者

三島 由祐子  東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (90815771)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードRhD / 発現制御メカニズム
研究開始時の研究の概要

輸血療法においてRhD抗原はABOとならぶ主要血液型抗原である。D抗原の発現は赤血球特異的であり、D抗原関連分子群が正常に働かなくなると赤血球は正常な形態を保てなくなる。D抗原の発現制御メカニズムを解明することは、赤血球が正常な形態や機能を保つメカニズムを解明する上でもきわめて重要である。
これまでにD抗原の発現制御に重要なのはRhファミリー分子およびその他の相互作用分子との膜蛋白複合体形成と、これに影響を与えるスプライシング制御であることが判明している。本研究はRhD抗原の発現制御メカニズムを相互作用分子とスプライシング制御機構に着目して検討、その分子間ネットワークを明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

RhDの各アイソフォーム(RhD DEL7, DEL9, DEL79, DEL89, DEL789)、RhDとRhCEのハイブリッドアリル(3-9CE) 、正常RhCEの強制発現系と、相互作用が想定されるRhAD, ankyrin, protein 42, spectrinα, β, band3の強制発現系を、様々な組み合わせで反応させ免疫沈降を行った結果、band3のみRhDとの結合が確認された。しかし、全長RhD蛋白と他のスプラシングバリアントの間に明らかな結合能の差はなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝子変異の表現型からRhDとの相互作用が想定されている分子のうち、band3とRhDが直接結合することを実験的に検証した。しかし、band3とRhDのスプライシングバリアントの結合能に差を認めなかった。この結果はRhDのスプライシングバリアントのmRNAレベル、蛋白レベルの発現量に差がないことと一致しており、RhDの発現制御には選択的スプライシングのほか、未知の結合分子を含めたより複雑な分子間ネットワークが関与することが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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