• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

DNAメチル化異常を標的とするリキッドバイオプシーを用いた食道癌診断技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K16423
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関香川大学

研究代表者

岸野 貴賢  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60738681)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード食道癌 / メチル化マーカー / リキッドバイオプシー / DNAメチル化 / 食道癌早期診断 / DNAメチル化異常
研究開始時の研究の概要

これまでの研究で、食道の正常な粘膜に蓄積した「DNAメチル化異常」がアルコールやタバコといった発癌リスクの曝露歴と相関し、食道癌の発癌リスクの予測に有用であることは証明されている。本研究では、血液などの検体を用いて「DNAメチル化異常」を調べることで、食道癌の診断技術の開発を目的とする。

研究実績の概要

過去の研究より、食道癌のメチル化マーカーとしてHOXA9、OPLAH、TFAP2E、ZNF569、TFPI2、TWIST、CCNA1を候補遺伝子としてプライマーを作成。院内に保存している食道癌患者42名の検体(病変部、非病変部、血清)を用いてリアルタイムPCRを施行した。研究の目標としてはリキッドバイオプシーにて血液中に流出したDNAのメチル化を測定することにより、食道癌の早期診断技術の開発を行うこと。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

リアルタイムPCRをまずSYBR GREEN法で施行。院内の保存検体は病変部と非病変部、血清に分けて施行した。いずれも優位な増幅を認めていたが、解析より非特異的な増幅が疑われた。SYBR GREEN法は感度が高いものの、特異度が低いとの欠点がある。そのためリアルタイムPCRをプローブ法に切り替えて行った。結果としては病変部と非病変部ではメチル化を検出することが可能であり、特にHOXA9とZNF569が有用なマーカーの候補としてあげられたが、肝心の血清からはDNAのメチル化を検出することができなかった。

今後の研究の推進方策

患者組織からはDNAのメチル化は検出可能ではあったが、血清からは検出はできなかった。原因として血液中に漏出しているDNA量が非常に少ないことが原因として考えられる。今後はデジタルPCRを用いた解析や、新たな候補マーカーの検索を行っていく。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi