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門脈系IVRにおける細径システムでの新たな門脈アプローチ法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K16478
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大分大学

研究代表者

丸野 美由希  大分大学, 医学部, 客員研究員 (80596049)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード門脈系IVR / 門脈 / 生体豚 / 経頸静脈的肝静脈門脈アプローチ / 肝静脈 / カテーテル / 門脈アプローチ法 / 経静脈的肝内門脈穿刺
研究開始時の研究の概要

消化管静脈瘤に対する塞栓術や門脈狭窄に対する血管形成術などの門脈系IVR (interventional radiology) において、経頸静脈的肝内肝静脈門脈アプローチは重要な方法の一つである。本アプローチでは肝静脈中枢測から中枢側の門脈を穿刺するため、肝動脈損傷に加えて胆管損傷のリスクが問題となっていた。本研究では末梢レベルでの経静脈的肝内肝静脈門脈穿刺法の開発を目的とし、穿刺ガイドとしての至適画像法の確立および穿刺手技および穿刺デバイスの開発研究を行う。本研究により、末梢レベルで肝静脈―門脈間の穿刺距離を可及的に短くした門脈穿刺が可能となれば、より安全な門脈系IVRが施行可能となる。

研究実績の概要

門脈系IVRにおいて、経頸静脈的肝静脈門脈アプローチは重要な方法の一つであるが、肝静脈中枢側から中枢側の門脈を穿刺するため、肝動脈や胆管損傷のリスクがある。末梢レベルで門脈穿刺が可能となれば、より安全な門脈系IVRが可能である。今回、末梢レベルでの経静脈的肝静脈門脈穿刺法の開発を目的とし、生体豚での肝静脈ー門脈分枝穿刺の可否、問題点を検討した。
方法:生体豚の大腿静脈経由で肝静脈にアプローチし、肝静脈バルーン閉塞下の炭酸ガスもしくはヨード造影で門脈を描出した。右肝静脈末梢枝および中肝静脈近位部からの分枝を穿刺部として、先端可変型マイクロカテーテルと細径のマイクロカテーテルを同軸に使用し、マイクロガイドワイヤの硬い尾側端、もしくは穿通用マイクロガイドワイヤで門脈穿刺を試みた。
結果:マイクロガイドワイヤの尾側端はX線透過性があり、透視下では十分視認できなかった。また穿刺方向の選択性は不良で、コントロールが困難であった。穿通用マイクロガイドワイヤは、マイクロカテーテルでの穿刺方向の決定と門脈穿刺が可能で、マイクロカテーテルを追従させて門脈内に挿入可能であった。先端可変型マイクロカテーテルは実質を貫通できず、門脈への挿入は困難であった。
穿刺方向決定のための先端可変型マイクロカテーテルの改良や、門脈穿刺後の門脈内へのシステム挿入のため、追従性の高いカテーテルの開発などの工夫等が検討課題である。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 先端可変型マイクロカテーテルを用いた末梢肝静脈経由門脈アプローチの検討2022

    • 著者名/発表者名
      丸野美由希、清末一路、馬場博、浅山良樹
    • 学会等名
      第29回日本門脈圧亢進症学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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