研究課題/領域番号 |
21K16498
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
喜瀬 勇也 琉球大学, 病院, 講師 (00468076)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 胸腹部大動脈瘤 / 脊髄血管抵抗 / 脊髄血流量 / 脊髄潅流圧 / 脊髄供血環境 / 脊髄虚血障害 / 脊髄虚血 / 経頭蓋運動誘発電位 / NIRS |
研究開始時の研究の概要 |
脊髄供血環境を推定する術中検査法として経頭蓋運動誘発電位(trans cranial motor evoked potential: tc-MEP)や近赤外線分光法(Near-infrated spectroscopy: NIRS)による脊椎周囲筋の組織酸素飽和度の測定が用いられているが、実臨床に即した形で、脊髄血流量や脊髄灌流圧との相関を示した研究はいまだ報告されていない。本研究では私たちのこれまでの研究成果を応用し、動物実験を用いてtc-MEPとNIRSを同時測定し、脊髄血流量および脊髄灌流圧との相関を明らかにすることで、tc-MEPとNIRSの臨床での実用性を高める事を目的とする。
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研究実績の概要 |
腹部大動脈瘤手術(open surgeryおよび血管内ステントグラフト治療)時の重篤な合併症である脊髄虚血障害(対麻痺)は未だ解決できていない重要な課題である。近年の画像検査、基礎研究の成果で大動脈遮断時の脊髄供血路として側副血行路(collateral network)の重要性が認識されるようになった。本研究では私たちのこれまでの研究成果を応用し、動物実験を用いてtc-MEPとNIRSを同時測定し、脊髄血流量および脊髄灌流圧との相関を明らかにすることで、tc-MEPとNIRSの臨床での実用性を高める事を目的とした。本年度の実績:胸腹部大動脈瘤手術に模したビーグル犬を用いて、脊髄血流量及び脊髄潅流圧の測定を確実に行えるようになった。さらに、脊髄血管抵抗の測定も行った。 脊髄潅流圧を上げる目的で使用されるノルアドレナリン投与下に1.体血管抵抗および2.脊髄血管抵抗の二つを同時測定し、脊髄血管抵抗の上昇率が低いことが分かった。 新たな知見が得られ、論文として掲載された。 Mechanism of Increased Spinal Cord Blood Flow due to Noradrenaline Administration Using Vascular Resistance: An Experimental Study Using a Canine Model Yuya Kise et al. Cardiol Res. 2023;14(2):115-122
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
tcMEPと脊髄血流量の同時測定が困難である。
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今後の研究の推進方策 |
MEP振幅の安定した検出が可能となったのち、近赤外分光法(NIRS)を用いた脊髄周囲筋、軟部組織の酸素需給バランス評価を開始する予定である。
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