研究課題/領域番号 |
21K16508
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
此枝 千尋 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70745827)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 肺移植 / 患者モニタリング / データ管理 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は(1)肺移植実施施設において標準使用されうるRelational Database Systemを用いたクラウドサーバー上で管理されるデータベースシステムの構築、(2)肺移植術後患者の日々の臨床情報(バイタルサイン、服薬情報など)をクラウドサーバー上で中央管理するシステムおよびそれを可能とするソフトウェアの開発、このシステムを用いた患者モニタリングの改善、服薬アドヒアランスの向上、合併症の早期発見を可能にすることを目的とする。このシステムを用いることにより患者の管理を遠隔にて行うことが可能となることにより適切な早期治療介入が可能となり、患者の予後改善に寄与するものと考える。
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研究実績の概要 |
本研究においては、肺移植後の患者において、インターネットソフトフェア・スマートフォンアプリを用いた在宅患者からの臨床データ収集のシステムを確立した。 まず、完成したプロトタイプ(インターネットを用いたデータ入力システム)を肺移植手術後当院外来通院中の患者約20名に使用してもらい、それまでの紙ベースのデータ管理法とのデータ入力率などを比較した。これをDevelopment of a self-monitoring system for lung transplant patients using information and communication technology: a pilot studyというタイトルで報告した。 その後、この入力システムを当施設の全肺移植患者へと適応拡大し、実臨床にての使用を開始した。実際の患者の使用感を取り入れ微修正を加えながらシステムの改良を重ねた。1年目で構築したシステムを2年目で臨床応用へとつなげることが可能であった。 最終年度は、さらに他施設にても使用可能な状態へと拡張を進め、他施設と連携しながらの肺移植術後患者の管理を可能とした。 構築したシステムは、肺移植術後患者が自身にてデータを管理し、異常を認識した際にすぐに医療者に連絡するため、異常の早期発見につなげることが可能なシステムである。 一方、完成したデータベースシステムで得られた情報を解析することは、肺移植患者の予後向上を目指す研究へとつながると考えられ、今後の研究を計画中である。
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