研究課題/領域番号 |
21K16520
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪市立大学 (2021) |
研究代表者 |
宮本 光 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (20803092)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 特発性肺線維症 / 急性増悪 / BLM / LPS / ブレオマイシン / マクロファージ / 肺線維症 |
研究開始時の研究の概要 |
本邦の特発性肺線維症(IPF)患者は15000人以上に達し、その40%程度に急性増悪が生じ呼吸不全にいたる予後不良な疾患であるため、その予防・治療薬の開発は急務である。本申請はIPFの急性増悪に対する予防・治療薬の開発を目標に、我々が新規に見いだしたマクロファージ活性化制御能を有する物質の細胞レベル、生体レベルでの効果を検討する。
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研究成果の概要 |
特発性肺線維症急性増悪治療薬の開発を目標に、ラット肺胞マクロファージの分極制御による肺線維症の急性増悪進展抑制に有効な化合物の探索、探索した化合物のラットモデルにおける有効性の確認、その作用機序の解明を目的とし研究をすすめた。 探索した新規化合物がマクロファージの分極制御により肺線維化の進行を抑制している可能性がしめされた。一方で、肺組織中の上皮間葉移行関連マーカーの変化も認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の特発性肺線維症(IPF)患者は15000人以上であり、IPFの診断確定後の平均生存期間は3から5年間と報告されている。その40%程度に急性増悪がおこり、急性増悪を来たした後の平均生存期間は、2カ月以内と予後不良である。 しかし、現在肺線維症の急性増悪については有効な動物モデルも乏しく、ましてや治療薬開発もすすんでいないのが現状である。 従って、肺線維化の急性増悪の動物モデルの確立や予防・治療薬の開発が急務である。
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